典型的なプレイボーイ。

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yukinko

インド在住の旅ブロガー/ライター。 世界一周ひとり旅を含めこれまで訪れた国は70か国、350都市以上。2016年よりインドへ移住。このブログはインド生活や日々感じたことを思うままに書き綴っている日記ブログです(≧∀≦)

【2016/11/04】

ゆきんこ@Agra

 

衝撃の朝だった。

 

忘れよう、早く忘れよう。あのおぞましい部屋のことは。

 

それにしても。休暇に入ったマネージャーのモヒットも昨日戻ってくる予定だったサチンも全然戻ってこない。

 

サチンは毎晩レセプションにマットレスを持ち込んで寝ている。私たちのホステルは24Hレセプションだ。夜中に到着する人もいれば早朝出発する人も少なくない。その対応をするために毎晩レセプションで眠る彼はすごいなと思った。熟睡できる夜はないだろう。

 

そんなサチンが休暇の間はオーナーが夜番をしていた。オーナーはさすがにレセプションで眠ることはしない。一睡もしないでレセプションの番をしていた。オーナーは私が朝9時にレセプションに行くとそれから仮眠をとった。でも私で対応できなければ寝ているオーナーを起こすことになるし、私はオーナーが数日全然寝ていないことを心配していた。だから私も少しでもオーナーの負担を減らそうと夜は寝るまでレセプションにいたし、朝も少し早く行くようにしていた。サチンがいない数日だけ2人で頑張ろう!なんてそんな気持ちだった。

 

が、マネージャーのモヒットも戻ってこなかったけど、はっきりと昨日戻ると言って休暇に入ったサチンが昨日戻ってこなかったことにはムカついていた。

 

サチン戻ってこなかったの!?いつ戻ってくるって!?昨日って言ってたじゃん!!

 

多分今日は戻ってくるんじゃないかな…

 

え??連絡とかきてないの!?

 

きてないよ。

 

驚き!!連絡なしに予定を勝手に変更して出社日に戻ってこないなんて!!

 

でもオーナーは別に驚いた風でもないし、これがインドでは普通みたいだ。モヒットも全然帰ってこないし、信じられないけど、これもまた事実。

 

毎日信じられないことの連続だ。

 

信じられないことがこんなに続くなんてこと今まであっただろうか。

 

それにしてもサチンめ…早く帰ってこい!!ばかちん!!

 

お気に入りの昼ごはん♡

img_0994

Palak Paneer…ほうれん草とカッテージチーズのカレー

これ大好き。超美味しい。最高。コレ出てきたら嬉しい。

 

今日は世界一周ブログを見て私がアグラにいると知って連絡をくれた世界一周中のアームさんがホステルに遊びに来てくれた♪アームさんはデリーの宿で知り合ったというカズさんと来てくれて、私は久しぶりに日本語を堪能した(*°∀°)=3

 

そしてそうこうしている間にサチンが1日遅れでツラっと帰ってきた。

 

サチン!!なにやってたの!?遅いよ!!!!!

 

Don’t worry…Don’t worry…

 

I’m here

 

彼はそう言って笑った。

 

え(゜◇゜)

 

そんだけ??

 

ごめんねとか、言い訳とかそんなものは一切なく、マジでツラっと帰ってきて??で??Don’t worry!?

 

理解不能ヽ( ̄д ̄;)ノ

 

今日の夜ごはん♡

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チキンカレー。

賄いは基本的にベジタリアン。でもオーナーがチキン好きだからオーナーがいるときだけ特別にチキンが出てくる日がある。この時はラッキー☆

 

私は毎日コンスタントにビールを飲み続けていた。だいたい7時ぐらいにはビールタイムと言ってレセプションのカギも相棒に渡して私は晩酌タイムに入る。誰も飲む人がいなければお庭で1人で音楽を聞いたりしながらゆっくり飲んだし、飲んでいる人がいればその人たちに混じって一緒に飲んだ。

 

今日の晩酌の相手はアニー、イタリア人。

 

アニーは昨日チェックインをした。私が部屋に案内をして、その時まだブランケットが届いていない状態だったけど、全然いいよ、気にしないで!今寝ないから必要ないし!と爽やかに言ってくれて、いい人でよかった♡って思った。

 

そのあとレセプションにやって来た彼は私にこう言った。

 

ニホンジンデスカ??

 

え?日本語話せるの??

 

ス…スコシ?

 

うん、そうなんだ。なんで??

 

聞くと昔日本人の女の子と付き合っていたらしく、しかも2人!!笑 彼女の住む北海道と沖縄に一緒に住んでいたことがあるらしい。もう数年前の話らしいけど、彼はきっと頭がいいんだろう。かなり日本語を覚えていて、そして忘れかけた日本語をもっと話せるようになりたいのか、しょっちゅうレセプションに来ては私と日本語で話した。

 

彼が日本を好きでいてくれること、そして積極的に日本語を学ぼうと、思い出そうとしていることもなんだか嬉しかったし、北海道に住んでいたっていうことでなんだか共通点もあって私はすっかり彼と意気投合していた。

 

そして2人でお酒を飲みながらいろんな話をした。彼は私の生き方にとっても興味を持ったようで、いろんなことを聞いた。自分の生き方や考え方、将来像なんかを話すことは私自身とても楽しかったし、私もまたアニーの話を聞くのも楽しかった。お互いどこか共通するところもあって、なんだかとっても仲良くなれそう♪私はこの出会いを嬉しく思った。

 

話はお互いの国の文化というか、彼が日本人の女の子と付き合っていた時に疑問に思ったこととか、イタリア人とは根本的に違うなと思ったこととかそんな話になっていた。

 

前に書いたけど、彼女にありがとうって言ってくれないって責められたことがあるっていう話から、日本人ってありがとうってすごく大事にするよね、とか。そして話は握手とかハグとかそういう習慣についてになった。

 

その時にもう宿も消灯の時間になって、サチンも最後の電気を消しに来たから、じゃあそろそろ部屋に戻ろうか的な感じになった。

 

じゃあ、ってなったときにアニーが言った。

 

ハグは??笑

 

って。

 

しないよ!!さっきも言ったけど日本はそういう文化じゃないから!!笑

 

でもゆきは長く海外にいるんだから、日本で生活している日本人とは違うじゃん!!普通にハグとかするでしょ??

 

う…確かに。時と場合に、そして相手によるけど。実際に日本にいた時にはそんなことしなかったくせに、世界中を旅するようになってからなぜか旅で出会った日本人同士でも自然とハグをするようになっていた。もちろんとっても仲良しだったり、楽しい時間を共有したり、本当に人によるけど。

 

人によるけど…時々そういうこともあるけど…でもっ!!

 

言いかけた時に、アニーが私の腕を少し強引に引いて自分に引き寄せた。私はもちろんその力で彼に吸い寄せられ、ハグをされてしまった。

 

そして女の人は優しいだけじゃなくてちょっと強引で悪い男が好きでしょ??ってウインクをした。僕も日本にいた時は普通に日本で生活をしている女性にハグをしたり、握手だって求めなかったよ。日本ではお辞儀をしてたよ。でもゆきは海外にいる女性だから!ウインク…

 

ちょっと!!ちょっと待ってよ!!私は海外にいる時間が長いけど、でもやっぱり日本人なんだよ!!そういう習慣の人じゃないの!!日本にいる女性と同じだから!!それにね、私は悪い男よりも優しい男の方が好きだけどね!!

 

別に怒ってないし、アニーはいいヤツだと思っていたし、ハグぐらい別にいいけど、なんかガッカリしてしまって。気も合うし、いい人だし、品もあるし、仲良くなれそうって思ったのに。なんとなくただの友達とするGood nightのハグじゃない雰囲気があって、なんていうかなんとなくsweetな空気を作りかけているようなそんな感じが嫌だった。

 

ただ楽しくお話したかったのに、え?それが目的??って。

 

私は前にオーナーと出会った時に手を握られたときだったかなんだったか忘れたけど、日本人はそんなことしない、日本はそういう文化じゃないと言ったら、ゆきは長く海外にいてインターナショナルな人でしょ?と言われたことを思い出した。

 

複雑な気持ちになった。

 

そしてアニーはその場にいたサチンにインドではどうなの?と尋ねた。もちろんハグなんてするわけないけど、サチンは奥さんがいる。夫婦だったら公衆の面前でハグをしたり手をつないだりはオッケーなのかなと思ったけど、それも場所次第らしい。

 

サチンの生まれ育った村では夫婦でも公衆の面前で寄り添う的なのはタブーというか、白い目で見られるらしい。都会はまた別だけどとは言っていたけど、彼はどんなところで生まれ育ったのか。16歳になった時に親が決めた会ったこともない女性と結婚をし、いまだに外ではラブラブはできなくて。

 

そんなサチンにはアニーの振る舞いがどんな風に映っていたんだろう…そう思った。

 

そして彼はさらに続けた。

 

へぇ…イタリアでは…って、その瞬間彼はまた私の手を引き自分に引き寄せ頬を合わせてきた。

 

ちょっと!!だから私は日本人なんだって!!

 

イタリアではハグをして両頬を交互に合わせるらしい。

 

あっそ。

 

やりたい放題のアニー。やられ放題のゆきんこヽ( ̄д ̄;)ノ

 

じゃあもう部屋に…というと、彼はもう少し話そうよと言った。彼は明日の早朝ここを出発しなきゃいけないことを私は知っていたから、明日寝坊するよ、もう寝た方がいいって。と言った。

 

寝坊したらなにか問題ある?もう1泊すればいいだけだよ。

 

そのあと彼は私の目を見つめそう言った。

 

 

わおヽ( ̄д ̄;)ノ

 

なんかこの話書くの疲れちゃったからもうやめよっと。

 

このあとじゃあ寝ようってなるまでのくだりとか、文章じゃ伝えられない雰囲気、すべてを総合して彼を典型的なプレイボーイ認定しました。おそらく、一晩限りのなにかしらに果敢に挑んだ、そんなところでしょう。

 

少しは日本人好きっていうのが影響したかもしれないけど。

 

あーあ。せっかくお友達になれそうだったのに。

 

がっかりでなんだかやりきれない夜。

 

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今日もありがとうございました( ´ ▽ ` )ノ

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