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【2016/10/09】
ゆきんこ@Agra
爽やかな朝。虫さえ多くなければ最高の環境。洗濯物をごみごみして空気の悪いデリーのホステルの屋上に干すよりも、太陽の下でカラッと乾かす方が気持ちがいい。
昨日寝まくったおかげで体調はかなりよくなった。旅行中とは違ってお腹を壊してもすぐにトイレに行ける安心感がハンパない。一応アラームをかけて起きて、9時にはレセプションへ行った。ここへは観光に来たわけじゃない。仕事を覚えにきた。
オーナーの計らいだった。いつも入室率が90%を超えて忙しいデリーよりも、ゆっくり仕事を覚えて英語を勉強する時間も十分にとれるアグラを見てみないかって。
オーナーの言う通りデリーで仕事を覚えるのはなかなか難しいのかなと私も感じていた。実際にデリーにいた数日間で覚えた仕事はほんの少し。システムは触らないとわからないし覚えないけど、チェックインチェックアウトが立て込む時間帯にいちいち時間のかかる新人の私の出る幕はない。次々とさっさとさばかなければいけない。みんなも時間があるときはこれはこうやるんだよ!って教えてくれるけど、断片的なことを時々教わるから、私としてはなんかなにをどうやるんだかあまりよくわからず、ずっとモヤモヤしていた。
自分からもっと教えてよ!って言わなきゃいけないのに、英語が壁になっていた。これってどうやるんだっけ?? 些細な一言がいちいち考えないと出てこない。英語で聞く説明はわかるようでわかんなくて、忙しい時に早口でパパッと言われることはほぼ理解できなかった。でも聞き返せなくて。聞き返してもわからないパターンも余裕であるから、悪いなって思って。妙に遠慮して、空気のようにじっとみんなのすることを見ている時間が多かった。
早く仕事を覚えたい。覚えなきゃ私はただの無銭宿泊無銭飲食ヤロウ。英語がペラペラになってゲストの要望に応えまくるよりも仕事を覚える方が圧倒的に早いと思えた。事実そうだろう。
まあそんなんで、今日は実質アグラでの仕事体験1日目。ここで仕事を少しでも覚えてデリーに帰るんだ!ラマもシャシもロシアンもゆきすごーいってハグしてくれるかな。
なんて思っていたけど、レセプションで働くサチンはとっても無口で取っ付きにくい男だった。
インド人なのに無口で取っ付きにくい。
いや、反則でしょ??笑
意外過ぎてビックリ。もちろん全員が全員同じ性格なんてそんなのあり得ないのはわかっているけど、あくまでも傾向としてだよ。インド人はよく話すし押しが強いし我が強いし、なんていうの、オレがオレが私が私が系が多いというか、静かで控えめで無口でっていうインド人…まだ会ってなかった笑
私全然人見知りしないし、相手がよく話す人でもおとなしい人でも年齢がいくつだったとしてもあまり人に対して取っ付きにくいなって感じることがない。人に対して特に苦手意識がないんだと思う。
でも彼は違った。
久々に出会った“取っ付きにくい人”
ホントレア。
このブログ本人に翻訳されて理解されたらどうしようとか今思いながら書いてるけど(*°∀°)=3
ちょっとどう表現していいかわかんないんだけどね、雑な例え方をすると超変わった人!!笑
変わった人が苦手とか変わっているから取っ付きにくいとかそんなんじゃないんだけど。自分が変わっていることはさておき、世界一周中に変わった人にいっぱい出会ったからね。オレのこと言ってる??私のことかな??そう思っている人、あなたたちですよ!!笑 だからそんなんじゃなくて。
なんかね、すぐそこにいるけど、同じ空間にいるけど、
え?いま一緒にいますよね??
そんな風に感じさせる人。わかる??
グッドモーニング。
グッドモーニング。
…
…
…
…
あ、えっと、え、どうしよう。
名前、サチンってあってる??かな??
イェス…
そっか、私YUKI ね!改めましてよろしくね!!昨日体調悪くてずっと寝てたから(^^;)
よろしく…
…
…
…
…
おぅおぅ。私そんな話せないぞ、英語だし(*°∀°)=3
笑顔で挨拶をしてくれたし、よろしくね!にも笑顔で答えてくれたけど、特になにを話すわけでもなく彼は彼の作業を続けている。私はそれを覗き込んで、いろいろ教えてねアピールをした。彼はなにも口にしない。ひたすら作業を続ける。
やばい…私空気…
これはもしかするとデリーで仕事を覚えるより手強いかも…
朝の数分間でそう思った。
どうしよっかな…あまり話したくない感じなのかな…それとも人見知りなだけ…??忙しそうには見えないけど…
密かに様子をうかがっていた。なんかね、どうしようどう表現しよう。とにかく独特の空気なの。完全に無視してるとか拒絶しているとかじゃなくて、こちらに意識はあるけどなにも口にしない、みたいな時間があるの。でも話したいけど話しかけられないでいる、という感じでもなくて。
そして時々自分の世界に行ってしまう笑
わかんなーい!!!!!
早くオーナー起きてこないかな〜
私はケータイチェックをしながらそう思っていた。
今では“シカトスルー”も“無言の独特な時間”もすっかり慣れたそんな私の相棒、サチンとの出会いのお話。
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