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【2017/09/03】
ゆきんこ@India, Agra→Delhi
みなさんこんにちは!
記事はリアルタイムからは少しだけ遅れていますが、追いつけ追い越せで日々更新しておりますので、引き続きお付き合いいただけると嬉しいです(*^▽^*)
今はタビイクinインドゆきんこ引率第2弾のお話をお届けしております♪
アグラ駅を出ると、いつものようにリキシャ!リキシャ!タクシー!タクシー!と客引きに取り囲まれる。いつもの光景。私はタージマハルまでの相場の運賃を知っているけど交渉はしない。交渉をするのもなにに乗るかもいくらで乗るかも、決めるのはすべてメンバーだ。リキシャで行くもいいし、タクシーでもいいし、彼らが納得した運賃ならいくらで行ってもいい。
列車を降りる時に助けてくれた少年たちが、メンバーが交渉するのを手伝ってくれている。最後まで爽やかで心優しい少年たちだった。
みんながと交渉成立したリキシャのドライバーのあとをついてリキシャの停めてある場所まで歩いていると、私は前方にスーらしき人物を発見した。
ねー!あれスー!?
え!?スーじゃね!?
えーーー!?マジで!?なんで!?
走って駆け寄る私たち。でもスー(らしき人)は私たちの目の前でささっとリキシャに乗ってその場を去ってしまった。スー、実はうちらと同じ列車乗ってたのか?って、そんなわけないけど、来れなかったスーと激似の人が私たちと同じタイミングでアグラに現れたことに、なんか奇跡を感じた。
リキシャに乗ってタージマハルの近くまでやって来た私たち。
なんでこんなとこ停める?
みんなは言われるがままにそこで降りたけど、アグラを知っている私は気づいてる。そこで降ろす方がおっさんに都合がいいってだけの話だ。おっさんはここがタージマハルの入口だけどパーキングできないからとかテキトーなことを言って、あるレストランの駐車場的なところに停めた。
なぜか。おっさんはこのあと自分のリキシャで1日アグラ観光しないか?という営業がしたかったから。アグラは主要観光スポットが微妙に離れてて、1日トゥクトゥクをチャーターして観光をするのが主流だったりする。だからアグラ駅で待ちかまえているドライバーはタージマハルまでの運賃を安くしてとにかく観光客を乗せて、到着するまでの車内でひたすら営業をかける。
今回はみんなが別にいらないって言ったからそれ以上しつこくはしてこなかったけど。おい!降ろす場所!!って私は思った。
そしてお昼ごはんを食べる場所を探して歩き回っている時に、私たちは奇跡的にまたスー(らしき人)を見かけた。
あー!スー!!!!←スーじゃないけど
スーだ!スーだ!!!!←スーじゃないけど
似てるんだもん( ̄▽ ̄;)
ぐるぐる歩き回ってタージマハル近くのレストランへ。
オーダーしたものが一生出てこないんじゃないかってぐらい遅くて、さすがインドっていう状態。仕方なくみんなで帰りのバスを調べる。そう、彼らは帰りの列車のチケットも取っておらず、バスで帰る作戦だ。
バスで帰るなら出発遅れも含めてデリーまで5時間ぐらいかかる。アグラのバス会社の人とかそこらへんの人もデリーまで3時間だよ!って言ってくるけど、本当に3時間で着いたことある!?って聞きたい。
インド人の3時間は5時間です(−_−;)
レストランのおじさんにデリーまでのバスのことを尋ねたら、おじさんが手配してくれると言う。おそらく多少の紹介料はおじさんの懐に入っているんだろうけど、あまり時間もないしみんなは相談しておじさんに任せることにした。
やっと出てきたクオリティの低いオムライス。70ルピー(約120円)で超安いけど、私でももっと美味しいオムライスが作れる。多分( ̄▽ ̄;)
その時かずやが半分ぐらいしか食べていなくて、私はちょっと心配になった。インドで体調を壊す人はその前になぜか食欲がなくなるという共通点がある気がする。なんかわかんないけどもういいやーみたいな感じで食べるのをやめて、本人は気づいていないぐらいだけど。
じゃあ16時半に集合ね!!
みんなタージマハル楽しんで来てねー!!
私はみんなを見送って前に働いていたホステルへと向かう。みんながアグラ観光をしている間はいつもそこでのんびりと過ごす。
再び16時半に集合した彼らは無事タージマハルを満喫したようだった。
ただかずやはやっぱりお腹を壊しているみたいで、本人は大丈夫って言ってくれたけど、デリーまで大丈夫かなってちょっと思った。
おじちゃんのレストランの前からトゥクトゥクでバス乗り場までやって来た。
今回のバスは、エアコンなしで300ルピー(約520円)、エアコン付きで500ルピー(約860円)と言われ、みんなはエアコン付きを選択。ナイスチョイス。エアコンなしで行こうってなったらしんどかったな( ̄▽ ̄;)
バスは決して綺麗とは言えないけど、エアコンがあるから全然よかった。おかげでみんな爆睡。
デリー近くになっていくつかの停留所でバスが停まっては数人降りて行くを繰り返した。私はみんなが席を立ったら立つし、目的地に着いてもみんなが席を立たないなら立たない、着いたよ!って教えないからとみんなに伝えてある。降りる場所は自分たちで確認してもらう。それもチャレンジだ。
このバスは列車のNizamuddin(二ザムディン)駅の近くに停まると言われていた。そこからはおそらくトゥクトゥクで帰るしかないねって。だからメンバーはバスが停まる度、二ザムディン?二ザムディン?ってまわりに座る人に確認をしながら進んだ。
しばらくしてまた別の場所にバスが停車した。
私はそっとGPSを確認して、まだだなと思ってまた目を閉じた。
ん…まさかここ終点??
少しして異変に気がついた。エンジン停めてるし、バスはなかなか出発しない。てゆーかバスのスタッフとインド人乗客がなんだかもめている。
ヒンディー語だからだいたい予想だけど、
ここが終点だ!!早く降りろ!!って言ってるバスの人と
ふざけんな!!二ザムディン駅の近くに停まるって言っただろうが!!アグラ戻りやがれ!!という乗客の争い。
マジかよー
どこ停まってくれちゃってんだよー
前にもアグラからデリーまでバスで帰って来た時、聞いていた場所とは全然違う意味不明な国道沿いで降ろされたことがあった。もーアグラからデリーのバスはダメだな、列車がベスト。
それにしても、理不尽なことのオンパレードな国で生まれ育ったおかげで怒りの沸点が高く、こんなことぐらいで怒らなさそうなインド人がバス会社の人に超文句言ってバスも降りようとしない姿を見てびっくりした。
インド人でもこれはさすがに怒るんだ( ̄◇ ̄;)
でもこんなところで怒っても仕方ない。どうせこのバスが動くことはもうない。さっさと降りて帰る方法を考えた方がいい。私、インド人より沸点高くなった??笑
かずやがきつそうだった。
旅中はどんなハプニングが起こるかわからない。時間通りにバスが出発して、予定通りの場所に停車するなんていう保証がない国がいっぱいある。だから本当はここからどうやってメインバザールまで戻るかもみんなでチャレンジをしてほしかったけど、そして引率としてはどんな状況でもチャレンジをしてもらうべきなのかもしれないけど、かずやの様子を見て今回は私がメインバザールまで連れて帰ることに決めた。
みんなー!降りるよ!!
ここから帰ろう!!
幸いバスが停車したところはメトロ駅のすぐそばだった。前に1度来たことがある駅だったから、駅の横にフードコート的なところがあったのを覚えていたし、そこにトイレがあるだろうと思って急いで向かった。
Akshardham(アクシャルダム)駅は、スワーミナーラヤン・アクシャルダムという世界一大きなヒンドゥー寺院と言われている寺院があって、駅のホームからライトアップされた寺院を見ることができた。
それからメトロに乗って7駅。
こんなに長いかってぐらい長かった。あと6駅、あと5駅、あと4駅…
かずや、大丈夫??あと少しで着くからね!!
みんなで声をかけた。かずやの体調はかなり悪くなっていて、顔も真っ青で唇の色も失っていた。今にも倒れそうなかずやを前に、どうしてあげたらいいかわかんない。いざとなったら途中の駅で降りてタクシーに乗ろうとか、そんなことをぐるぐる考えていた。看護師のルナが一緒にいてくれたことがとても心強かった。
早く、早く、早くーーーーーーーー
私たちは無事最寄駅まで帰って来ることができた。もうかずやは歩かせられないから駅からサイクルリキシャに乗せた。私たちも何気に疲れたからついでにサイクルリキシャに乗る。帰りがかなり遅くなってしまった。スーの体調はどうだろう。
みんなー!!元気出してーーー!!!!
インドの洗礼になんか負けるなー!!!!!
猛威を振るうインド菌、誰か止めてください( ;∀;)
明日はジャイサルメールまで18時間の列車旅。2人の体調が回復することを祈ろう。
また見てね!!
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今日もありがとうございました( ´ ▽ ` )ノ
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