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【2016/11/02】
ゆきんこ＠Agra
私の宿では夕方〜夜にかけて様々なアクティビティが行われる。ある日はヨガのインストラクターだという中国人のゲストが講師となってヨガレッスン☆
ある日はカフェでムービーナイト、ある日はバレーボールやバドミントン、そして日本ではあまりメジャーなスポーツじゃないカバディ、ウノ、酒飲みが多ければ庭で酒盛り、ゲスト同士もスタッフもみんなが楽しめる時間☆
サチンの夜のメインの仕事がこれだと言ってもいい。最初取っ付きにくいと感じ、口数も多くなく、それほど社交的じゃないタイプのサチンだけど、不思議とこの時間はみんなを誘って楽しい空間作りをなんでもなく普通にする。
思いっきり苦手そうなのに、そうでもなくて。なんかやっぱり不思議な人、って思う。サチン、変な人(*°∀°)=3
この頃すでに私の勤務時間は半日以上に延びていた。最初は9時〜18時ぐらいと決めて働いていて、18時過ぎぐらいには1度部屋に戻ってシャワーを浴びてビールを飲んでオフとしてゲストと飲んだりとかしていたけど、結局私がいるのは宿の敷地内。敷地内にいる以上ゲストから見れば私はスタッフだ。ゲストからなにかオーダーがあれば対応するし、夜のアクティビティも一緒に楽しんだり、半分仕事で半分遊びみたいななんかオンオフの境目のないような生活に徐々になっていった。
決定的だったのはヤドカリ生活のスタートだった。
自分の部屋がない＝居場所がない
部屋にこもって休むとか仕事と距離を置くとかスタッフから普通の人に戻るとか、そういう空間がなくなってしまった。そして寝る時間まで宿のカフェかレセプションで過ごした。ゲストとアクティビティを楽しむ相棒のサチン、その代わりに私がレセプションで夜着の人のチェックインなどの対応をするようになった。だって、私ここにいるし、お客さんを待たせるわけにいかないし、それがとっても自然な流れで。
別にそれが嫌というわけじゃなく、すべての機会が私にとっては勉強の一貫だし、ゲストと飲みながら色々な話をすることもとっても楽しかったし。でもなんとなくオンオフが曖昧でズルズルと仕事をしたりしなかったりの夜の時間を問題視する気持ちもあった。
もっと自分の時間を作るべきではないか、と。
お気に入りのお昼ごはん。ナスのピリ辛炒め的なのが激辛で激ウマ。もっと頻度を上げてくれないかな〜レベル♡たまにチャパティがナンになるとテンションが上がる。些細過ぎでしょ？でも、人は小さなことにも喜びを見いだせる生き物ですからね(‘∀’●)
コチラは夜ごはん。野菜とか豆とか煮込まれたもの。見た目よりも全然辛い。私は汁系のダルとかカレーはあまり好みじゃない。美味しいけど、汁系じゃない方が嬉しい(‘∀’●)
いつも美味しいごはんを用意してくれるキッチンで働く男の子は3人。21〜23歳の若さ(*°∀°)=3 私以上に英語は得意じゃないけど、いつもコミュニケーションを取ろうとしてくれるとってもカワイイ子たち。私が”私の赤ちゃんでもおかしくない年齢じゃん”って言ったことから私のことを“ママジ”と呼ぶ。
“ジ”はヒンディー語の敬称。●●さん、とかにあたる。
カワイイでしょ？
おかげさまで私はやっとヤドカリ生活を終えて、1番狙っていた部屋の1ベッドを自分の寝床として定着させることに成功していた。もちろんあれ以来南京虫が夜這いに来ることもなく、平和な日々を過していた。
寝る前にシャワーを浴びた。が、シャンプーをしている最中に突然シャワーが止まった。
え…
え…
私の頭はシャンプーの泡全開、泡だらけ、てゆーかまだすすぎに突入していない。
テンパる私。
それはそうだ。だって部屋には私ひとり。助けを呼ぶには部屋を出るしかない。でも私の状況、シャンプーの泡だらけヽ(￣д￣;)ノ
どうしよう！！もう！！なんでー！？
洗面台の蛇口をひねっても水は出てこない。終わった。
寒っ…
アグラも夜はかなり冷え込むようになっていた。私は諦めて泡をタオルで拭き取り、そのまま着ていた服を着直して部屋を出た。そしてレセプションにいたオーナーに助けを求め、タンクが空になっているみたいだから10分ぐらい待ってと言われて部屋に戻った。
寒っ…
徐々に頭がかゆくなってきた。シャンプーを洗い流していないからだ。ただただベッドの端に座り水がやってくるのを待つ。
ここ！！やっと本題ね！！笑
この時ね、
あれ、私なにやってんだろ…
そう思ったの。
自分で選んでここへ来て、毎日楽しく充実した時間を過ごしていたけど、冷静に考えたらなかなかの環境だな、なんて。
南京虫にやられて、その影に常に怯えて、自分のベッドがなくなってヤドカリ生活をして不自由極まりなくて、ついにはシャワーの水が出なくなって泡だらけのまま震えながら放置されるはめに？？
こんなことってある？？笑
わたし、ほんとうになかなかのMっぷりだなと思ったよ。Mじゃないけど笑
まあ、今日はそんな話(*°∀°)=3
私はこんな生活が、今はとっても好きなのです。
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