恐怖の妄想。

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yukinko

インド在住の旅ブロガー/ライター。 世界一周ひとり旅を含めこれまで訪れた国は70か国、350都市以上。2016年よりインドへ移住。このブログはインド生活や日々感じたことを思うままに書き綴っている日記ブログです(≧∀≦)

【2016/10/15】

ゆきんこ@New Delhi

 

私はとある恐ろしい妄想に怯えていた。

 

南京虫に刺されたことを旅友に報告した。

 

聞いてよー聞いてよー超最悪でしょ!?頭皮まで刺されたんだから!!!!!

 

なんて。

 

そのあと友達から思わぬメッセージが届いた。

 

南京虫は極稀に鼻や耳の中に入ってしまってそこを住処とし、最悪の場合脳に支障をきたすこともあるらしいから気をつけて。

 

 

…最悪。

 

 

え??気をつけるってどうやって!?

私もう刺されたんですけど!!!!!

 

私は頭皮や顔まわりを中心に刺されていたから一気に不安になった。

 

いやいや、まさか。さすがに鼻や耳の中にいたら気づくでしょう??え、気づくよね??潜んでるとかあり得るのかな…。考えだしたら止まらなくなった。2度目に刺してきたやつはもしかしたら私の耳に潜んでいた南京虫だったんじゃないか。そんな風に思っているからなんか耳に違和感を感じる。

 

やばい!!!!!

耳の中に南京虫がいるのかも!!!!!

 

そう思ったらもう耳には違和感しか感じなくなった。

 

そんなわけない、まさかそんな。稀だっていうし。たまたまバカな南京虫が私の耳の中に住みつく??いやいや、ないでしょう。ないない。

 

え?ない??本当に??

 

恐怖なんですけど!!!!!

 

私は病院に行くことにした。

 

 

どうか笑わないでほしい。マジで怖かったから。

私の中でこの時は完全に南京虫が私の耳の中に住んでいる感覚だった。

 

病院に行くならアグラよりデリーの方がいいだろう。日本語対応の病院もありそうだし、通訳も付けてもらいやすいだろう。アグラに戻る前に行こう、せっかく戻ってきたから、今がチャンスなんだ。

 

保険会社に電話をかけて事情を説明。今回は楽天ゴールドカードの自動付帯の海外保険を利用。超神対応ですぐにデリーの通訳さんが連絡をくれてキャッシュレスで受診できる病院を手配してくれた。その素早さといったらない。インド人だったらあと数時間、いや、明日まで折り返しの電話がかかってこないだろう。

 

通訳さんと病院で待ち合わせをした。

 

img_0808

MAX Super Speciality Hospital

 

マックスでスーパーでスペシャルな病院。

 

期待できそ笑

 

私は皮膚科と耳鼻科にかかることになった。インドの病院のシステムは診察料は診察前に受付をして支払う仕組みらしい。診察の内容や治療次第でそれって変わるんじゃん?って思うけど、なんかまあよくわからん。

 

通訳さんは日本人の女性だった。インドで働こうと決めてインドへ来てからまだ2か月ほどなんだそう。南京虫って英語でなんて言うんですかね?って聞かれてちょっと不安になったけど、彼女と接して日本人ってすごいなって改めて思った。

 

私は別にお客さんってわけでもないしただの患者なわけだけど、彼女は私にとても丁寧にお客様のように接した。どうぞこちらにおかけになってくださいと言い、待ち時間がまあまああったのに彼女は一度もイスに腰掛けず、立ったまま書類を記入したりしていた。

 

日本人ってとっても真面目。これがインド人だったら一緒に座って散々話し倒してうっかり自分のすべきことを忘れてしまって、ねえ診察ってまだだっけ?と指摘して、あ!そうだったそうだった!とかそんな感じだろう。

 

インドも普通じゃないなって思うけど、今まで当たり前だと思っていた日本もまあまあ普通じゃないんじゃないかと最近思う。行き過ぎるぐらいの真面目さ。私はそこも好きだし日本人のいいところだとも思うけど、謙るぐらいの丁寧さとか、あまりに過剰な気がしてそこまで必要ないんじゃないかなって思ったりもする。

 

私インド的な感覚に寄ってきちゃったのかなー

 

さて。診察はというと、皮膚科でかゆみ止めの塗り薬と炎症を抑える的な錠剤を処方されて5日間飲むよう指示をされ、肝心の耳鼻科はというと、耳の中を確認した先生が半ば笑いながら、あなたの耳の中はとーってもキレイだから大丈夫!!と言って終了した。

 

笑いごとじゃないよ!!本当に!?ちゃんと見てくれた!?って思ったけど、まあ信じることにしよう。

 

この病院はマックススーパースペシャル病院だからね。

 

病は気から。ほんとそれ。病院で大丈夫って言われた瞬間から私の耳の中から南京虫がいなくなった。こんなんでいちいち来んなよとか思われたかもしれないけど、私は行ってよかった。そのための保険だしね。

 

あーよかった。

 

が、ここでホッとしている場合ではなかった。

残念ながら私の南京虫地獄はこれで終わったわけじゃなかったのです(ToT)

 

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今日もありがとうございました( ´ ▽ ` )ノ

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