ひたすら結婚を勧められるっていうin列車( ̄▽ ̄;)

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yukinko

インド在住の旅ブロガー/ライター。 世界一周ひとり旅を含めこれまで訪れた国は70か国、350都市以上。2016年よりインドへ移住。このブログはインド生活や日々感じたことを思うままに書き綴っている日記ブログです(≧∀≦)

【2017/08/29】

ゆきんこ@India, Jaisalmer→Delhi

みなさんこんにちは!

リアルタイムからは少しだけ遅れていますが、これからじっくりインド記事を書いていこうと思いますのでお付き合いいただけると嬉しいです( ´ ▽ ` )

 

今日もタビイクゆきんこ引率第1弾が終了した次の日、ジャイサルメールからデリーへと戻る列車の中でのお話。インドの列車は少なからずちょっとしたネタができるおもしろい空間。今日はその第2弾、昨日の続きでーす!

昨日の記事→日本人とは圧倒的に違うインド人in列車

 

私のキャビンの向かいに座っていた男性は、インド人には珍しく寡黙そうな人だった。互いに会話もなく時間が過ぎていったけど、しばらくすると、カタコトの英語でどこまで行くんだ?って聞いてきた。

 

私はデリーまで行くよ

 

そうか。

 

 

 

会話ソッコー終了。

 

シャイか!!

 

ツッコミたくなったわ!

この人英語があまり得意ではないのと、多分性格的にグイグイ系じゃないんだろうなって思った。でもその人がオーダーした夜ごはんが運ばれてきた時に、食べるか?と声をかけてくれた。

 

インドの列車では夜ごはんを誘われることが多々ある。たいがいのインド人は自前のお弁当を持って列車に乗っている。お弁当と言ってもだいたいみんなカレーとチャパティだけど、何種類かのカレーを並べてみんなでワイワイ食べる。

 

ごはん一緒にどお??

 

そうまわりにいる人に気軽に声をかけるところもインド人の人との距離の近さだろう。外で人から食べ物をもらわない、これって自己防衛には大事なことだけど、私は人を見て時々いただいたり時々遠慮したりしている。

 

今回はあまりお腹が減っていなかったから遠慮することにした。

 

それでもその無口な男性は自分が眠る時に、

 

You help speak me

 

と声をかけてくれた。

 

最初???って思ったけど、なにかあったら声をかけなさいって言ってくれたんだろうと理解した。口数は少ないけど、なんだか優しくていい人だなって思った。慣れたっちゃ慣れたけど、やっぱり列車に1人で乗ってるってちょっと心細かったりするから。圧倒的に男比率が高いし。

 

とか言いつつ、気づけばいつも通り爆睡をしていつの間にか朝を迎えていた。

 

寝ていた中段のベッドを片して下の段に座ってケータイを見ていたら、向かいの男性が、君はずっとケータイばっかり見てるね、的なことを言ってきた。

 

暇だからマンガ読んでるんだよーというと、そこからカタコトの英語でなんとなく会話をするようになった。彼は軍隊でいつもは本拠地のジャイサルメール近くにいるけど、これから休暇で家族のところに帰るところだと言う。列車に乗っていると軍隊の人によく会う。なんとなく雰囲気が似ているし、妙に納得した。

 

チャーイ!チャイチャイ!チャーイ!

 

独特の掛け声でチャイ売りがやってきた。朝はチャイ売りがやって来る頻度が高く、チャーイチャイ!が通り過ぎたと思ったらすぐにまた別のチャイ売りがチャーイ!チャイチャイ!ってやって来る。

 

私はいつも朝一チャイを飲む。小さな紙コップに入ったチャイ、10ルピー(約18円)。私がチャイをオーダーすると彼はふたつ頼んで私の分もさっさと支払いをしてくれた。インド人はチャイが大好きで1日に何杯も飲む。そしてチャイを振る舞うのも好きなんだと思う。チャイをおごられる機会もなかなか多い。

 

ありがとう!

 

そう言って2人でチャイをいただく。

 

カタコト会話は続く。

 

彼は2人の息子がいるらしく、彼らに会うのがすごく楽しみなんだそう。3ヶ月に1度とかしか会えないんだって。それじゃ寂しいよね。

 

君は結婚してるの??

 

お、きたかこの質問。インド人は結婚してるかしてないかを絶対に聞く。日本人ってそこちょっと聞きづらくない?自分で言うのもなんだけど、特に私みたいな年齢だとなんか微妙じゃん?でもインド人は普通に聞くから、私は何度も聞かれて、結婚していないと言った時の反応まですべて予想がつく。

 

結婚してないよ

 

そう言うと、

 

え!?何歳!?

 

ってなる。

 

38歳

 

そう答えると、全員目をまんまるにして驚く。え!?なんで!?なんで結婚してないの!?って。

 

日本でも38歳で独身って多数派か少数派かで言うと少数派かもしれないけど、昔ほどレアじゃないっていうか、晩婚化も進んでいるし、目をまっっまるにして驚くような出来事じゃないだろうけど、インドでは違う。そんな歳で結婚していないってレア中のレアなんだろう。

 

とってもいい人の彼は心配そうに私の顔を見て、

 

なんで結婚しないんだ?寂しくないのか?

 

そう言った。

 

私は、寂しくないよ!自由で気楽で自分には合ってる、みたいなことを言った。

 

たいていの人はここで、まあまあそういう人もいるんだなーで終わる。けど、彼は違った。

 

朝食売りがやってきた。彼は私の分とふたつ買ってくれて、まあ食えよ、なんて言いながら結婚はいいぞ、って結婚がいかに素晴らしいかトークが始まった。

私は朝食をいただきながらうんうん、と彼の話を聞いた。ヒンドゥー語混じりで時々何を言っているかわかんなかったけど、予測変換しまくった。自分を待っていてくれる家族がいることがどれほど幸せか、みたいなことを伝えたいみたいだ。家族や子供の写真をいっぱい見せてくる。

 

こんなに結婚を勧められたこと、今まであったかな?笑

 

しかもたまたま列車で向かいに乗り合わせた会ったばかりの人に( ̄▽ ̄;)

 

私は別に結婚を否定はしないし、それぞれがなにを選択するかだけの違いだと思うから、そのことに関して誰がどう反応しても何を言われても全然気にしないけど、この人とにかくいい人だな〜って思った。だって、ずっと1人だったらどうするんだ?なにもないだろ?絶対寂しいだろ?って、なんでそんなに?ってぐらい超心配してくれてるから。

 

それから少しして別の話題になっても、結局結婚しなさいってその話に戻ってしまって、もう目があったら結婚しなさいって言われるぐらいのレベルで、途中から目が合ったら笑っちゃった。

 

まあまあ、機会があったらね。絶対に結婚しない!って決めているわけでもないし、そういう時がきたらするかもしれないし、しないかもしれないし、まあそんな感じだからねって。

 

お別れの時がやってきた。彼は私が降りるデリー駅よりも数駅前で降りるそうだ。家族が迎えにきてくれているんだって。すごく嬉しそう。私はチャイと朝ごはんをご馳走してもらって、その他にもドライフルーツをくれたりお菓子をくれたりしたお礼にと思って、持っていたチョコクッキーを2人の息子にって言って彼に渡した。

 

彼はありがとう!と言って、私はすでにもういっぱいもらっちゃったのに、それでも別のお菓子を自分の荷物から出して、交換!って言って私のリュックの上に置いて笑って去って行った。

 

 

結婚しなさいと言う言葉と共に…( ̄▽ ̄;)

 

 

最後の最後まで会話がぶれなかったな笑

 

彼はとっても幸せな結婚生活を送ってるってことだね。

 

 

インドの列車は長時間移動で遅延も多いし、長っ!!って思ったら超だるいけど、目先を変えるといろんな出会いやネタがたっぷりの楽しい旅だと私は思うよ。

 

いい出会いに恵まれた18時間の列車旅でございました(*゚▽゚*)

 

それではまた明日!!

 

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今日もありがとうございました( ´ ▽ ` )ノ

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