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【2017/08/29】
ゆきんこ@India, Jaisalmer→Delhi
みなさんこんにちは!
リアルタイムからは少しだけ遅れていますが、これからじっくりインド記事を書いていこうと思いますのでお付き合いいただけると嬉しいです( ´ ▽ ` )
今日はタビイクゆきんこ引率第1弾が終了した次の日、ジャイサルメールからデリーへと戻る列車の中でのお話。インドの列車は少なからずちょっとしたネタができるおもしろい空間。今日はそんなことを書いてみたいと思う。
今日は17時発の列車でデリーへ戻る。それまではのんびりとホテルで過ごすゆきんこ。
ランチはBiryani(ビリヤニ)。インドの代表的な米料理。日本でいう炊き込みご飯、みたいな感じ?お米と何種類ものスパイスと肉野菜とかで作られていて、美味しいよ♪
今日の夜は列車の中で晩酌ができないから昼から飲んでおくよ(*゚▽゚*)
別に飲まなくてもいいけど笑
出発のお時間です。
ジャイサルメールはインドの西の端っこの町。だから列車は終点で始発。
今日私が乗るのは3A(エアコン、3段ベッド)クラスの車両。スリーパー(エアコンなし)クラスと比べると運賃が3〜4倍ぐらいだけど、私はやっぱり暑さだけじゃなくて3Aがいいなー。スリーパークラスは窓が開けっぱだから砂埃がすごいし、虫も入ってくるし、チケット持ってないインド人いっぱい乗ってくるし笑
列車に乗り込むと同じキャビンにインド人の男性が座っていた。私は自分のシート番号の場所、その人の向かい側に座った。ジャイサルメールは始発だから出発時に席が満席ということはない。途中でどんどん人が増えていくけど、スタートはポツリポツリと人が座っているぐらいだ。
出発して少したつと通路沿いのシートのおじさんが、私たちの座るキャビンのところにあるコンセントでケータイの充電を始めた。インドの列車はコンセント付きでケータイの充電ぐらいだったらできる。列車の種類にもよるけど1キャビンに1つしかない場合とかもあるから、その場合はみんなで取り合いになる。
インド人はケータイの使用頻度が高いと思う。特に電話の頻度。インドは通話料が安いからみんな常に電話している。大げさじゃなく、本当に常に電話をしているイメージ。日本みたいに通話マナーとかそんなのもないから、インド人はいつでもどこでも電話をしている。
その時充電中の通路側のおじさんのケータイが鳴った。
すると私の向かいに座る男の人がおじさんのケータイをアダプターから外して通路側のおじさんへ手渡した。
無言で。
通路側のおじさんは普通にそれを受け取り、通話を始めた。
無言で。
ちなみにこの2人は知り合いでもなんでもない。たった今たまたまこの席に居合わせただけの人。
私はそのやりとりを見て、これがインド人と日本人との圧倒的な違いを表した代表的な例なんじゃないかって思った。
普通だったら、いや、日本人だったら。
例えば、私の向かいに座る男性だったとしたら、“よかったら取りましょうか?”とか、おじさん側だったら“すみません、ケータイ取ってもらってもいいですか?”とか、普通なんか言うでしょ??
日本人だったらそういう声の掛け合いもせずに、普通に自分でケータイを取りに来るっていう方が大多数な気がするけど。
インド人は普通にこういうことをする。人と人との距離がやけに近い。知らん人の席にもなんの躊躇も遠慮もなく座るし、座られた側も別になんの反応もしないし。
パーソナルスペースなんていう言葉はインド人には存在しない。
この距離感を日本人が違和感って思っても普通な気がする。私もその距離感全然ついていけないって思っていたこともあるし、今でもそう。今でもびっくりすることもひくこともあるし。
シャイで控えめで遠慮がちで空気を読む日本人とインド人とは、根本的に違う生き物だから。
通話を終えたおじさんが私の向かいに座る男性無言でケータイを手渡した。
手渡された男性はまたケータイを充電器に取り付けた。
互いに無言。
いやいやいや!言うでしょ!!普通!!
これまた充電してもらってもいいですか?とか!!言うでしょ!?
長年連れ添った夫婦か!?
心の中で突っ込みながら、なんかいいなーってその光景を見ていた。
私がもしも無言でおじさんにケータイを渡されていたら、え?お願いしますとかなんか言ってよ!で、ありがとうでしょ!?って思っただろう。
小っさいな、自分( ̄▽ ̄;)
お願いします、ありがとうございますをきちんと言う礼儀正しい日本人、そんなのお構いなしで距離感近すぎのインド人。どっちがいいとかじゃなくて。
この一連のやり取りを見て心が温かくなったのは間違いなくて。
私はインド人のそういうところに、
時々イラっとして、
時々ドン引きをして、
やっぱりインド人好きだなーって
時々感動をしているのです。
これから18時間の列車の旅!続きはまた明日ね!!
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今日もありがとうございました( ´ ▽ ` )ノ
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