長く、クレイジーな夜。その2。

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yukinko

インド在住の旅ブロガー/ライター。 世界一周ひとり旅を含めこれまで訪れた国は70か国、350都市以上。2016年よりインドへ移住。このブログはインド生活や日々感じたことを思うままに書き綴っている日記ブログです(≧∀≦)

【2016/11/21】

ゆきんこ@Agra

 

夜20時過ぎ。

なぜかこんな時間に正装で登場したチケット売りのビジェイ。

 

そして彼はお庭で飲んでいる私たちにこう言った。

 

これから結婚式に行く??

 

へ?結婚式??(゜◇゜)

これから??行っていいの??

 

そこにいたゲストも戸惑っている。

 

それもそうだ。普通結婚式って、今から行くー??行く行くー♪っていうものじゃないでしょ?

 

オッケー!オッケー!ノープロブレム!

 

出た、ノープロブレム笑

 

私は前にインド人の友達家族と、その親戚的な人の結婚式に参加させてもらったことがある。その時もこんな感じで、前日にいきなりゆきも来る?みたいな感じで突然参加した。インドの結婚式は別に招待状があるわけじゃなく、まあ言ったら誰でも参加できるみたいな自由な感じなのだ。

 

でもオレら正装なんて持っていないし…

 

旅人が結婚式の正装を用意しているかと言ったらそれは無理だろう。でもビジェイはそれもノープロブレム!ノープロブレム!と言って、行こう行こう♪ということになった。

 

私はそんな会話を聞きながら遠慮しようと思っていた。私はワンピすら持っていないし、マジで普段着しかなくて本気で着る服がないし、お酒も飲んでるし正直ダルいなと思って。

 

え…でも本当にいいの??

 

一緒に飲んでいたドイツ人の子達も、どうしようか…行けるなら行ってみたいけど…本当に服が…と顔を見合わせている。

 

その時、

 

オレも服なんてないから大丈夫だよ!

 

サチンが言った。

 

は!?

 

え?ちょっと待って、サチン行くの!?

 

え…ダメ??
すぐ帰ってくるから!ゆき!!30分だけ!!

 

は!?無理!!絶対にダメ!!!!!

 

私は即座に猛反対した。だってサチンが出かける=私が宿の夜番をする、ということになる。ここに残ったからってシャワーを浴びれるわけでも部屋で休めるわけでもない。

 

本当に30分だけだから!!

 

言っておくけど私サチンの30分だけなんてまったく信用してないから!!

わかってるもん!絶対30分なんかじゃないし、マジで無理!!!!!

 

じゃあゆきが行く??

 

うぅ…

 

うん、じゃあ私行くよ!!

 

思えばこれが長い夜の始まりだったのか…

 

ちょっとダルかったけど、サチンが30分で帰ってくるわけがない。一体いつになったら帰ってくるんだよ!!ってイライラしながら待つよりは、みんなと結婚式に行った方が断然楽しいだろうし、1度インドの結婚式に出たことはあるけど、これもいい経験&いい思い出だろう、そう思って行くことにした。

 

メンバーは誰の結婚式だかわかんないけどお呼ばれをしているビジェイ(チケットマン)、私と一緒に飲んでいたドイツ人の子達3人、隣で飲んでいたグループからイギリス人の男の人1名、そして超酔っぱらいの女の子、ゆきんこの7名。

 

わたしもいく〜よっぱらってないし〜

 

この超酔っぱらいの女の子はここのゲストじゃなかった。ゲストのイギリス人男性の友人らしく、ここへ来て一緒に飲んでいた。本当はゲスト以外は敷地立ち入り禁止だけど、建物禁止で庭で飲むぐらいならと寛容されていた。

 

それにしても、もはや泥酔とも言えるほど、目も座っているしなにを話してるんだかろれつもまわっていないようなこの子を結婚式という場に連れて行っていいの?と私は心の中で思った。

 

いや、連れて行かないでしょ、さすがに。行かないよね??

 

よし!行こう行こう!!ってビジェイ。

 

連れてくの!?(((( ;°Д°))))

 

正気か??知らんぞ、こんな泥酔の子連れて行ってなにがあっても。

 

私はそう思った。

 

でも私がこの子は留守番の方が…なんて言うのもおかしいし、なんだか嫌な予感がしながらも宿をあとにした。

 

そして宿の外に停められていたビジェイの車に全員乗り込む。

 

ビジェイはとってもいい車に乗っていた。

彼の仕事は私たちのゲストが列車やバスのチケットを手配してほしいと言った時に彼に連絡して手配をしてもらう。彼はゲストから手配の手数料をいただく。手数料は列車ならいくら、バスならいくらって決まっていてそれが彼の取り分。

 

彼はにこやかで私の名前もすぐに覚えてくれていい人だったけど、知らないところで私たちが紹介したゲストから少し多めの手数料を取っていることにふとしたことから気付いていてしまってから私はかなり警戒していた。マネージャーのモヒットに話してもなんかあまり対応してくれなくて、オーナーに相談して、オーナーはもう彼に連絡するなと言ったぐらいだった。

 

それでもチケットの手配が必要なこともあるから、私は厳重に監視をして、彼が多めに手数料を取ったりしないように気をつけながら付き合っていた。外面はいい人だけど決して信用していない、私は彼の腹黒さに気付いていたから距離をおき気味に付き合っていた。

 

まあ車を見てこの人やっぱり儲けてるなって思ったって話なんだけど笑

 

車の中は大変なことになっていた。

 

後部座席にドイツ人の男の子2人、女の子1人、ゆきんこがギュウギュウで乗る。女の子は1人の男の子のひざの上だ。助手席はイギリス人の男の人と酔っぱらい女が乗る。そして運転手のビジェイ。

 

どう考えても定員オーバー。

 

日本ならソッコー捕まるでしょ笑

 

 

マジでなんでもありか、インドヽ( ̄д ̄;)ノ

 

 

よし!!しゅっぱーつ!!!!!

 

ビジェイがアクセルを踏んだ。

 

クラクションを鳴らしながらグイグイ加速していく。

 

爆音の音楽。

 

行くぞーーーーーー!!!!!!!!!

いぇーい!!!!!!!!!!!!!!!!!

 

みんなノリノリ、助手席の酔っぱらい女はなんか叫んでるし、

 

わーい!なんか楽しいけど…え…大丈夫??

 

私は冷静に状況を見ていた。

 

そしてこのあと私の不安が思わぬカタチで的中する。

 

そう、長い夜なのです。
 

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