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【2017/04/29】
ゆきんこ@India,Delhi→Ajmer→Pushkar
みなさんこんにちは!
記事はタイムスリップしまして、4月。とっても親切な友人のおかげでマレーシアのジョホールバルの素敵マンションに3週間ほどタダ滞在をさせもらっていたゆきんこが、本拠地インドへ戻ったところのお話デス☆
ブログは昨日の続き。
昨日の記事をご覧いただいていない方はコチラから⇒急変した友の体調。
バスにはどんどん人が乗り込んできてもうすぐ出発しそうだ。
でも今こんな状態の友達が、プシュカルまでエアコンも効いていないバスに30分揺られ続けることはできるだろうか。そう思うぐらい友達はみるみる間に体調が悪化しているように見えた。
大丈夫…?このままバス乗れる??
…
…
…
よし、降りよう!
降りて1度冷たい飲み物でも飲んで落ち着いてから行こう。
それがいい。
目的地のプシュカルはもうすぐ近くだけど。
友達を早く休ませたいから先を急ぎたい気持ちもあるけど。
私が見た限り今の友達がバスに30分揺られるなんて無理なんじゃないかと思った。
そして私の予想は的中した。
バスを降りて駅の売店で飲み物を選んでいた友達が突然その場を去った。慌てて追いかける私。
嘔吐。
やばい。この暑さでこんな状態でここにいること自体負担でしかない。
売店の奥にあったイスに友達を座らせて、私はバスターミナルを出た。そしてさっきノーノー!って断ったタクシードライバーと交渉。プシュカルまで連れて行ってとお願いした。
500ルピーでいいよ!
エアコンついてる!?
エアコンはついてないけど。
じゃあダメ、エアコン使える車のドライバーさんいる!?
エアコン付きはバカ高いよ!
いくら!?
この際いくらでも仕方ない。とにかくこの暑さから解放してあげなきゃ。
2000ルピーだよ。
は!?2000ルピー!?高過ぎじゃん!!
でも仕方ない。
もういいよ!友達が具合い悪いからそれ乗る!!それどこ!?
ここにはエアコン付きのタクシーはないから列車の駅まで戻って探すしかないよ。
えー!?マジで!?
それ本当!?私の友達体調悪いんだけどわかってる!?
終わった。ここから列車の駅まではリクシャで5分ぐらい。でも駅まで戻ってタクシー探してってそんなこと友達ができるとは思えなかった。私もさすがに自分の荷物と友達の大きな荷物を持って大きな友達を抱えて歩くのは無理だと思った。
僕の車は新車でキレイだし、急げば20分ぐらいで着くし、窓を全開で行けばそんなに暑くないよ!
わかった。友達に確認するからちょっと待ってて!
私は友達のところまで戻って、エアコンタクシーがここにはないこと、ノンエアコンならすぐにここから乗れることを伝えて彼の判断に任せることにした。友達はノンエアコンでもいいとから早くホテルに行きたいと言った。待ってろと言ったのにここまでついてきたドライバーに、友達具合い悪いから車をここまで回してくれとお願いしたら、ここはバスターミナルの中だから車を入れることができないと言われてしまった。
マジで…
外まで20〜30mぐらいだけど、その距離すら辛いんじゃないかと思うぐらい友達の状態はマジでやばかった。
すると、休ませてもらっていた売店のおっちゃん、そこにいたお客さんが、多分、この人具合い悪いんだからいいから車をここまで持ってきてやれよ!!って言ってくれた。ヒンドゥー語だったからわからなかったけど、でもわかった。
私はこういうインド人の優しさが好きだ。いきなり超具合い悪そうな人が来て、いきなり日陰に置いてあるお店のイスに勝手に座ってもなんとも思わず、言葉なんて交わさなくても、こちらの状況を汲み取って助けてくれる。
ちょっとぼったくってるんだろうけど、ドライバーもいいヤツだった。すぐに車を回してくれて、友達の荷物を持って素早く助手席に座らせてくれて、窓全開で車を走らせてくれた。
が、走り出してほんの数分。車を停車。
嘔吐。
それから数回、車を停車させながらプシュカルに向かった。ドライバーは速やかに対応をしてくれたし、一緒に車を降りようとする私を制して、友達に水を持っていってくれたりした。私は心からバスになんか乗らなくてよかったと思った。
早く着け…
早く着け…
祈るような30分間だった。
まだかまだかとGPSをずっと見てた。
そして予約をしていたホテルに到着した。
親切なドライバーがすぐに車を降りて中まで入っていってホテルのスタッフに友達の体調不良を伝えてくれたおかげで、スタッフがすぐに対応をしてくれた。友達を1階のスファに座らせ、冷たい水を出してくれて、すぐに1番近い部屋のトイレまで連れて行ってくれた。
すぐに私にも冷たい水を出してくれて、チェックインは落ち着いてからでいいからあなたも休んでと言ってくれた。
張りつめていた気持ちが静まるのを感じた。
支えきれないほど大きな友達に対して頼りない自分。1人じゃ全部の荷物を持つことすらままならなくて、私もここに来るまで不安だったし、無理をさせたかもって責任も感じていた。
スタッフがすごく親切で救われた。このホテルを選んでよかったと思った。
友達は1階共有スペースにあるソファにしばらく寝させてもらった。スタッフはファンを回してくれたり、日本で言うポカリの粉みたいのをくれて水に溶かすよう言ってくれたり、常に友達と私を気遣ってくれた。
一足先に案内をしてもらった私たちの部屋はとても広くてキレイで、
バスルームも超広くて、
ここなら友達もゆっくり休めるだろうと思ってホッとした。
が、友達の体調は全然回復しなかった。
しばらくしてなんとか2階の部屋まで移動できたけど、何度も何度もベッドとトイレを行き来した。そんな友達を見て、私は熱中症じゃなくて食あたりなんじゃないかと思っていた。
でもなんでだろ…
いつ?どこで?
友達が来てから今日の昼までまったく同じモノを食べていたのに。
ホテルのスタッフがもしも医者が必要なら声をかけてねと言ってくれた。
どうしよう、お医者さんに看てもらった方がいいんじゃないかな…
私もインドで食あたりになったことが何度もある。でも自己解決できるレベルというか、ここまでひどくなかった。世界一周中に2度ほどひどい食あたりになったことがあって、40度にもなる高熱も出たし辛くて病院に行ったことがあったけど、病院に行って薬をもらったらすごくらくになったし一気に回復した。
ねえ、お医者さん呼ぼうか…??
きっとお医者さんに薬を処方してもらったらすぐにらくになると思うよ。
海外保険って入ってきてるよね??
…
…
入ってない…
マジで!?なんで!?
保険とか全然考えてなかった…
ウソでしょ?ヽ( ̄д ̄;)ノ
でもホテルの人にお医者さんを呼ぶ費用を聞いてみたら、出張費、診察料を合わせても1000ルピー(約1700円)ほどだと言う。それに薬代を支払ったとしても何万円もかかるようなことはないだろう。
お医者さん呼ぼう!もう呼ぶからね!!
お医者さんは1時間ほどでやってきてくれた。とっても優しそうな先生。熱や血圧を測りながら友達から症状を丁寧に確認。そして、まずはお尻に注射を打つと言った。今の状況なら薬を飲んでも全部嘔吐してしまうからだそう。注射をしたら1時間ぐらいですぐに良くなるからと言ってくれた。
そしてぐったりとしている友達の代わりに、先生が私に処方した薬の説明を1つ1つゆっくりとしてくれた。紙とペンを渡してくれて、メモを取りなさいって。そして、今なにを食べるべきか、なにを食べちゃいけないか、体調がよくなってきたらこういうものから食べなさいとか、本当に細かくいろんなことを教えてくれた。
まずは1時間ぐらいしたら吐き気をおさまるから大丈夫だからね、そう友達に声をかけて先生は帰って行った。
医療費は、出張料:500ルピー、診察料:500ルピー、薬代:800ルピー、合計:1800ルピー(約3000円)だった。前にタビイクの参加者の子も同じ症状で病院に行った時も、注射と点滴と薬をいっぱい買ったけど、このぐらいの費用だった気がする。インドは医療費が安いね。
でも海外保険にはちゃんと入っておく方がいい。風邪とか食あたりぐらいならいいけど、大きなケガをして入院が必要とか、緊急手術が必要になったとか、それはさすがにやばいと思う。
どうかどうか、友達が早くよくなりますように…
それではまた明日( ´ ▽ ` )ノ
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今日もありがとうございました( ´ ▽ ` )ノ
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