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【2017/04/27】
ゆきんこ@India,Delhi
みなさんこんにちは!
記事はタイムスリップしまして、4月。とっても親切な友人のおかげでマレーシアのジョホールバルの素敵マンションに3週間ほどタダ滞在をさせもらっていたゆきんこが、本拠地インドへ戻ったところのお話デス☆
昨日は遅かったから、今日はゆっくり行動開始。
友達は8泊9日の予定で来ている。
デリーIN、OUTの8泊。
とは言うものの1泊は昨日の夜中着で終了。実質7泊っていう感じだ。私は友達の希望を聞きつつ、どれぐらい観光できるかなーってなんとなーく私なりのプランを考えていた。
出来る限りいろんなところに行きたい!って誰でもそう思うし、私も出来る限りいろんなところに連れて行ってあげたい。でも私はひとつ行きたい町を減らしてでもゆったりとしたプランをいくつか友達に提案した。
旅は体力勝負だ。別に友達が病弱ってわけじゃないけど、初めてのインド旅は無理しちゃいけない。
ギュウギュウに予定を組まない方がいいと私は思う。
大きな理由は2つ。
①時差:日本とインドの時差は3時間半しかないけど、意外と侮れない。インドが23時だったら日本はすでに夜中の2時半だったり、意外と3時間半って時差ボケしてもおかしくないぐらいまあまあの時差だ。
②気温差:1番大きいのは気温差。インドの夏は尋常じゃないぐらい暑い。特に5月&6月は1年でもっとも暑い。インドは広いからもちろん場所によって気温は変わるけど、デリーは日中40度超えは普通、1番暑いラジャスタン州は45度超えも当たり前だったりする。その暑さが奪う体力は計り知れない。今回友達は札幌からやって来る。4月末の札幌なんてまだ初春レベル、桜の開花宣言もされてないぐらいじゃないかな。そんなところからやって来た友達は超超超暑がりで、暑がりが故に札幌に移住をしてきたぐらいの人で、冬でも室内の暖房が暑過ぎると言って外に出たらしばらく半袖で歩いてるぐらいだし、インドの暑さだけは心配って本人も言ってたぐらいだから。
あとは列車の遅れや体長不良で予定を変更せざるを得ない状況も十分に考えられるし。
まあ、とにかく無理をしないことが楽しく旅をする秘訣だと思う!旅中なんてどんなトラブルが起こるかわかんないし、すべてが予定通り進むってわけじゃないからね!
そんなわけで、今日は1日デリーでのんびりという予定にした。ブラブラ買い物をしたり、次の移動の列車のチケットを買ったり、近場の観光地にちょっとだけ行ったり。
まずは近くのレストランで朝食を♪
彼にとってはこれがインドで食べる初めてのインド飯!
Indian Breakfastを2タイプ注文。奥がプリーっていう南インドで比較的食べられている朝食の定番、手前はパラタというこちらも朝食の定番。プリーはカレーを付けながら食べて、パラタはヨーグルトを付けながら食べる。
私はどちらも大好き♡
そして友達も美味しい美味しい!って食べてくれたからよかった♪
それから少し町歩き。
クラクションの音が絶えることなく鳴り、人もリキシャも車もチャリももうぐっちゃぐちゃで騒がしい様子に、友達は若干圧倒されている。その様子が新鮮だった。私なんてもうそれが当たり前になっちゃってるから、この騒がしさでインドに帰ってきたと実感するというかホッとするというか笑
そのあと友達がスーパーを見てみたいというから、通り道だし近所にあるスーパーっていうスーパーでもないけど一応スーパーだけど…っていう、狭く品揃えもあまり豊富ではないどちらかと言うとテンションの上がらないスーパーに行くことにした。
とか言いつつお互いちょっとした生活用品を買ってレジへ。
アルバイトなのか若い女の子がレジ係だった。
何気にお金を支払い、何気におつりをもらい、おつりと購入したものとレシートを手に持ったまま出口へ向かった。海外では割とそういうところ多い気がするけど、インドは出口にいる警備員にレシートと買った品物を見せてから外に出なければいけない。
買ったものとレシートを照らし合わせている警備員。そして私はなんとなく手に握りしめているおつりを見た。
ん?
オッケー!と言って返された品物、レシートを見て、おつりが違っていることに気がついた。
こんなのは日常茶飯事。故意か故意じゃないかはさておき、おつりの間違いや例えばレストランの伝票間違いとかは結構平気であるからこちらがちゃんと気をつけていなければいけない。
私はレジのお姉さんにおつりの間違いを指摘してお金を返してもらった。そして自分もたまたま気づいたくせに超先輩顔で友達にこう言った。
インドはおつりの間違いとか結構あるからさ〜財布に入れる前にちゃんと確認した方がいいよ!
…
…
本当だ…
俺のも間違ってる…
え?マジで??(゜◇゜)
レシートとおつりを確認したら本当に友達のも間違えていた。もう1度同じ子のところに行って、こっちもおつり間違ってるんだけど…と指摘すると、渋々お金を返してきた。
…
…
わざとだろ。
こいつぜったいわざと。2人連続でおつり間違うって、わざとじゃなかったらどんだけバカ?暗算でレジやってるわけでもないし、レシートに書いてある金額と同じだけを返せばいいのにあり得ない。
インドはこういうプチ過ぎるトラブルに事欠かない。
もはやただの日常笑
次にやって来たのは私ご愛用のラッシー屋さん♪
インドへ来たらやっぱりラッシーは飲んでもらいたいからね!
ここのラッシーはタビイク代表のタクトに教えてもらってからずっと通ってる。泊まってるところから近いし、週2〜3ぐらいのペースで来る。プレーンラッシーは1杯20ルピー、約35円ぐらいなんだよ!安くて美味しくて最高☆
2人でベンチに座ってラッシーを飲みながらこれからの予定について話をしていた。するとお店の中にいるおじさんがラッシー美味しい?と声をかけてきた。うん…ととりあえず答える。彼曰くここのラッシー屋のオーナーらしい。初めて見たし、初めて聞いたけど。
そこから質問攻撃が始まった。
インドはいつ来たの?
インドは初めて?
インドはどれぐらい滞在するの?
デリーのあとはどこに行くの?
この質問セット、重要だから覚えておいて笑
これは決してその人が人懐っこい人とかそんなんじゃなく、もちろん初対面のお互いを知り合うための質問でもなんでもなく、“カモ”の状況を確認するためのものだからね。答える必要なんてまったくない。
私は急いでいるとか気分が乗らないときは完無視。気分が乗ってるときはテキトーに答えて意地悪をする。
インドはいつ来たの?⇒忘れた〜
インドは初めて?⇒違うよ〜
インドはどれぐらい滞在するの?⇒わかんない
全然情報を与えず、最後の質問でピリオド。
デリーのあとはどこに行くの?⇒どこにも行かないよ。私デリーに住んでるし。
Really??
カモじゃねーのかよ、ってなったら彼らは自然と去って行く。この実験を何度か続けて、こういう質問してくる人の目的はカモを探すことだと確信した。
彼らはインドに来たばかり、インド初めて、この先の予定はまだ決まってないけどっていう人を探して旅行会社に連れて行き、割高なツアーでも組ませてコミッションをもらうのが仕事だ。
私はそれを知っているからここのオーナーだとか言うおっさんを完無視。でも優しい友達はおっさんの質問にいちいち答えてあげている。私はラッシーを飲みながら黙ってそれを見守った。
インドはいつ来たの?⇒昨日の夜です
インドは初めて?⇒初めてです
インドはどれぐらい滞在するの?⇒8日間です
デリーのあとはどこに行くの?⇒アグラかジャイプルか…?まだ決めてなくて…
きたーっ!!最高のカモ♡
おっさんの心の声が聞こえた気がした。
おっさんは、アグラだったら〜、ジャイプルは〜、バラナシとか行かないの?ペラペラとオススメルートとか語り出した。素直に頷きながら話を聞く友。
そしておっさんはついにこう言った。
このすぐ近くに俺の知ってるGovernmentのTourist Officeがあるから、そこに行って話を聞いてみるといいよ!ホント、すぐ近くだから!
出た、GovernmentのTourist Office笑
このおっさん、クロです。
ガバメントのツーリストオフィス=政府認可の旅行会社
こう言えば信用してもらえると思って絶対言ってくるGovernment(政府)という言葉。これ言ってきたらもうそいつクロって思っていいからねー!!
前にぼったくり旅行会社の犯罪手口について書いたからよければご覧くださいね!
そんなところ行かないよ。
彼はインド初めてだけど私はインドに住んでるし旅行会社とか必要ないから。
私がピシャリと言って終了した。
そしてキョトンとしている友達に、このおっさんの目的がなんなのかを教える。
友はちょっと戸惑い気味だ。
それもそのハズ。
私は朝食を食べてからSIMをチャージしたりATMに行ったりスーパーに行ったり、いつもの私の生活圏をただただ歩いているハズなのに、いつもとは様子が違うことに気づいていた。
もう私にはあまり話しかけてくることのなかった客引きが、今日は突然やけに絡んでくる。
私の友達に!!
なぜか。
答えは簡単。
彼が旅行者だから。
なんかいつもと違っていろんな人が話しかけてくるなーって思ってて、でもよく思い返すと客引きは友達に寄って来ていた。向こうも友達に声をかけて連れの私がいることに気づく的なパターンだ。私は気づけば“答えたくない”とか“あんたに関係ない”とか超強気発言で追い払うけど、友達はそうはいかない。
優しく律儀で真面目な日本人なのだ。
それにしても、ヤツらのカモを見つける嗅覚ハンパない。
私は半ば関心しながら久々に客引きたちがわんさか寄ってくる感覚を味わっていた。
続きはまた明日( ´ ▽ ` )ノ
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今日もありがとうございました( ´ ▽ ` )ノ
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