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ゆきんこ＠India, Delhi
みなさんこんにちは！
記事は珍しく数日遅れで更新中！現在はタビイクシーズン真っ只中ですが、できる限り更新しながらいきたいと思いまーす！
タビイクinインド、3日目。
今日は2人ペアで終日デリー観光。夜に集合してごはんを食べたあと夜行列車でジョードプルという街へと向かう。
いよいよ体調不良者が出てきた。
昨日の夜、レストランで真っ青な顔をして気分が悪いと言っていたあっきーは、今日の観光は無理と判断したと連絡がきた。昨日ホテルに戻ってから嘔吐＆下痢の症状が出たふうかはなんとか行けそうとのことで、大丈夫です、とは言っているけど同室のもっちゃんも夜中に吐きまくっていた。
今のところ3人…
これから増えてもおかしくない。
今までの経験上、お腹を壊す子はだいたい2〜3日目には症状が出る。
どのペアも10時出発ぐらいを目処にしていたらしく、そのぐらいの時間にはホテルのロビーにみんな集まりだした。
しーん。
え、暗っΣ（ﾟдﾟlll）
これから観光に出かけるのに、わーい！楽しみー！！というテンションの子がいない。体調が悪くない子もこの2日間の疲れが取れないのかまったく元気がないし、誰も話そうとせずロビーのソファに座って他の子を待っていた。
まずい。
雰囲気がよくない。
インドへ来て3日目、なにかとハードで疲労も溜まっている。仲間に体調不良が出て、いつ自分もそうなるかわからない。体力面だけじゃない。日本人は優しいし空気を読むし気遣い抜群だから、元気のない人に心を寄せてしまう傾向にある。
ポジティブな人、ネガティブな人、体力のある人ない人、お腹が強い人弱い人、暑さに強い人弱い人、必要睡眠時間、適応能力、心配性度合い、すべてにおいて人それぞれで個人差があるし、同じ境遇にいても同じ状態、同じテンションとは限らない。限らないというか、絶対違う。
でも今このチームは完全にネガティブな方向へと流されていた。
…
…
どうしたらこのチームの雰囲気を変えられるだろうか…
今日は人と会う約束がある。あっきーが無事病院へ行ったのを確認して待ち合わせ場所へと向かった。
雰囲気のいいルーフトップレストラン。
今日会うのは世界一周中に出会った”先生”
teacherじゃないけど、出会った時に電子書籍の執筆をしていてみんなから先生って呼ばれていたから、私もそれ以来本名がわからないレベルで先生って呼んでいる。
先生は向かって左上ね。
初めて会ったのはモロッコのトドラ渓谷の宿。次に偶然タンザニアのザンジバル島のカウントダウンで再会、最後はインドのコルカタで再会。最後の再会は1年半ぶりで、そのどれもが約束もせずにたまたまそこに居合わせただけの偶然ってことが、今思うとすごいね笑
先生は今は高知県に住みながら『旅するローカルアジアから』という旅のサポート企画みたいのをしていて、タビイクとコンセプトは似てるのかな。その企画で今回は高知の大学生2人を連れてインドへやって来たらしい。
そんな2人に、海外生活やインド生活のことを話してもらえたら嬉しいかなーなんてお願いされて、そんな話せるようなことあるかな…とか言いつつまあまあ喋ってた笑
ご褒美に高知土産もらったよ！
高知県民のみなさま、これは定番のお菓子なのですね？？なんか色々な味があるらしいけど、ゆきんこは酒飲みだからってことでにんにく味とブラックペッパー味をチョイスしてくれたらしい。ありがとう♡
そういえば話がそれるけど、昨日デリーのメインバザールを歩いている時に、たまたまブログの読者さんが私に気づいて声をかけてくれて。わー嬉しい！なんて思っていたら、秒で「なんか声のイメージが違います！」って言われたよ。
ちなみにこれゆきんこあるある笑
もう何度も言われてるからね(￣▽￣;)
みんな私はハスキーボイスってイメージを持っているらしい。確かに私はお酒が好きだしまあまあ飲むけど、声は酒焼けしたガラガラ声じゃないよ！！まあ決して高くはないけどハスキーボイスでもありませんよー！
改めて言っておこう笑
先生と久しぶりに会えたことも嬉しかったし、話すことによって自分の考え方や生き方を改めて見つめなおせたのもよかったし、2人の大学生の考えていることや悩んでいることを聞けたのも楽しかったし、とってもいい時間を過ごさせてもらった。先生ありがと。
その時聞いた高知県民のお酒の飲み方の話を聞いて私は今俄然高知県に行きたい欲が高まってるからね。なんかね、バランス悪くて一生置けないおちょことかで延々飲むらしいよ！高知で会いましょう笑
夜、ペア旅を終えてメンバーが集合場所へとやって来た。
体調不良と闘いながらとか色々あったようだけど、とりあえずみんなデリー観光は楽しんだようで安心した。
これから夜ごはんを食べて列車の駅へと向かう。
でもレストランにやって来たけど、3日目の夜にしてすでにまともにごはんを食べようとする人はほぼいなかった。
11人メンバーがいて、2人はホテルで休んでいたけどここに9人のメンバーがいる。何人か食欲があまりない子がいるとかならあるかもしれないけど、ほとんどの子が飲み物だけのオーダー。フードを頼んだ子も何人かいたけどスープ系か軽食。夜ごはん本気で食べまーす！っていう子は1人もいない。
9人中ゼロ。
オーダーした２つのスープ系、どちらが美味しいかではなく”どちらが体に優しいか”という観点で話をする。
体調悪い、無理だよね、キツイよね、完全にそんな雰囲気に飲まれているように感じる。中にはレストランにいるはいるけど、ぐったりとしてあまり口を開かない子もいる。
体調不良で食欲がなくなることは誰にでもある。インド料理に飽きたり受け付けなくなったりすることもある。
でもまだ3日目の夜。
食べたくない、食べるのが怖い、食べたらお腹壊す、下痢する、これから列車移動だし、、、、
気持ちが完全に負けてしまっている。
しかもチームごと。
インドでタビイクの引率を始めてこのグループが8組目だけど、こんな状況は初めてだった。
体調不良の人数、比率、症状の重さとかじゃない。
元気出して行こう！！！！！
そう言えるメンバーがいなかった。
みんな体調不良で元気のない子を前に”心を寄せる”方で空気を読んでしまっていた。
腹を壊すことなんてインドじゃ当たり前のことで別に重病なんかじゃない。もちろん症状の重さはそれぞれだけど、症状の問題ではなくその前に大きな要因は気持ちにある。
これぐらいの症状は気合い、気持ちでどうにでもなる。
どうしたらこの雰囲気を変えられるだろうか。
私はずっと考えていた。
元気出して行こう！！！！！
私が超ウルトラポジティブでみんなを引っ張ってもいいけど、なんかそれも違う。
どういう旅をするのかは、結局自分次第。
楽しませてもらうものじゃない。
まったく同じ旅をして同じ出来事が起こったとしてもその人たちの思い出が同じにはならないのは、人それぞれ捉え方が違うからだ。
旅も人生も起きたことをどう捉えどう楽しむか、それに尽きる。
私の人生はこれまで38年間超ハッピーだったと胸を張って言えるけど、それは私の身にハッピーしか訪れなかったわけじゃなく、起きたことを超ハッピーに捉えてきたからだと思う。そしてこの先も超ハッピーな人生しか想像できないのは、私がこの先もすべて超ハッピーに捉えるだろうって自分でわかっているからだと思う。
すべては自分次第。
このままだとみんなの旅は、インド辛かった、しんどかった、お腹壊した、楽しめなかった、マイナスの思い出しか残らない。
比較的元気な子たちが率先してトゥクトゥクと交渉をして3人×4台に分かれて駅へと向かう。
歩けないほどの体調不良者がいるわけじゃないけど、今のチームの雰囲気はそれに等しいぐらいのように感じる。
きっとちょっとしたきっかけなんだろう。
インド旅を”辛かった”で終わらせたい子なんていない。
初日の夜に、なんか話の流れでみんな自分が将来やりたいこと、夢について話した時間があった。みんな色々な想いがあって、意志があって、まだまだ若いのにすごいなって思った。
自分で考えて自分で行動できる子たちだ。
だからきっと乗り越える。
さて！列車で爆睡したら明日はジョードプル、そして一気にジャイサルメールまで。
どうなるみんなの旅ー！！
それではまた！！
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