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【2017/09/16】
ゆきんこ＠India, Delhi→Jaisalmer
みなさんこんにちは！
記事はリアルタイムからは少しだけ遅れていますが、追いつけ追い越せで日々更新しておりますので、引き続きお付き合いいただけると嬉しいです(*^▽^*)
今はタビイクinインドゆきんこ引率3組目のお話をお届けしています♪
目を覚ましたらもう床で寝ていた男はいなくなっていた。
いつもそう、終点のジャイサルメールが近づいてくると車内は乗客がまばらになる。
いっちゃんが隣のシートにいる人と会話を始めた。どこから来たの？とかどこまで行くの？あなたは？とか。相手はインド人ファミリーで、家族旅行でジャイサルメールに行くところらしい。
停車駅でいっちゃんがパニー(水)！パニー(水)！ってホームを歩く水売りから水を買おうとした。水はだいたいどこでも20ルピー(約35円)。でも小銭がなかなか出なくてあれ？あれ？ってなっている。
私が小銭を探そうと思ったその時だった。横にいた家族がいっちゃんの代わりにさっとお金を払ってくれた。
え？いいの？？
これくれるの？？私に？？
素直に喜ぶいっちゃん。
インド人はこういうことを平気でする。よくチャイをおごってくれたり。たかが30円ぐらい別にどーってことないじゃん、とかそういうことじゃなくて。数十円の感覚はインド人と我々日本人ではもちろん違うけど、それがどうのこうのというわけじゃなく。
インド人は人と人との垣根がが低い。てゆーかそんなのないって言ってもいいか。
たまたま隣に乗り合わせて一言二言話した人に水を買ってあげることなんて、別に本当になんでもない出来事で、インド人にとって頭で考えてとる行動じゃない。なんだったら買った水を知らない人同士で普通に回し飲みとかする。ペットボトルに口は付けないけどね！
それに対して誰もいちいちありがとうなんて言わないし、え？えこの人たちって知り合い？今会ったばっかじゃないの！？って私も最初はびっくりしたけど、それがインド人なのだと彼らを見て知った。
日本人とは本当にまったく違う人種。人と人との距離感が全然違う。
世界一周しようがインドに住もうが私は日本人だし、日本人のマナーを守るところだったり、気遣い、相手やまわりへの配慮、遠慮、空気を読むところ、そういうことができる日本人が好きだし、それが日本人のいいところだとも思う。でも外国人と接すれば接するほど日本人のそれが”too much”に感じることがあるのも確かだ。
インド人と比べるとさらにそう感じる。
別にどちらがいいとかいう話じゃなく。
私は人との距離は適度に保ちたいと思っている。例えば彼氏や親友に何もかも自分のことを話す必要があるかというと、別にないと思うし、相手にそれを強要するようなこともしない。それを相手に強要されたらこの人無理かもって思っちゃうし。
でも、そういう深い部分の話じゃなくて、日本人が他人って思っているゾーンにいる人に対しての距離感がびっくりするほど近いインド人の感覚が私はすごく好きで、いつも心が温かくなる。
伝わる？なんかうまく説明できてないよね(￣▽￣;)
自分の考えを言語化して伝えるって難しい。話が整理されている人ってすごいなって思うもんね。
お隣さんの子供たちと記念撮影。インド人は写真が大好き。この後お姉ちゃん2人は私たち全員とそれぞれ写真を撮ったからね笑
ジャイサルメール近くなって、
みんなで”人狼”やりたくない？
って、いっちゃんが言い出した。
人狼…懐かしいな。確か世界一周中にエジプトのダハブでやってたのが”人狼”っていうゲームだった気がする。当時その場所ではダハブゲームって呼ばれてたけど。
ここで人狼ゲームのルール説明は詳しくしないけど、簡単に言うと人と人との騙し合いゲーム。みんなの中に殺人犯の人狼が潜んでいて、みんなにバレないように人を次々に殺していく。みんなは仲間を完全に失う前に犯人を探し当てるというゲーム。みんな疑い合って若干人間不信になるゲームなの笑
昔は紙に書いてくじで人狼とか他の役職とか決めていたけど、今はなんとアプリを使ってやるらしく、時代の流れってすごいね笑 で、でも列車の中でアプリがインストールできないってなって、私たちは7人でウインクキラーというゲームを始めた。
“ウインクキラー”
私は初めてしたゲームだったけど、超楽しかった。
うまく説明できるかなー。一応してみるね。
●ウインクキラー…ウインクで人を殺せる人
●共犯者…ウインクキラーの仲間。ウインクキラーにウインクされても殺されない。
●市民…普通の人。ウインクキラーにウインクされたら死ぬ
せーのでくじを見て、まずは自分が何者かを確認。そこからすぐにゲームスタート。と言ってもみんなは普通に会話をする。
え？え？もう始まってるの！？
とか言っている間に、
私殺されましたー
いっちゃんが言った。
え！？早っ！！誰！？誰が殺したの！？
いっちゃんは殺された時点でゲームオーバー。話をすることができない。
他のメンバーの誰かがみんなに気づかれないようにしれっとウインクをしていっちゃんを殺した。その時私は共犯者だった。でも肝心のウインクキラーが誰かわからないから味方になれない。誰かがウインクされる瞬間を見るか、もしくは私がウインクされるしかウインクキラーを特定するすべはない。でも私はウインクキラーを共犯者だとバレないように見つけなければいけない。もしウインクされたとしても死なないから全員と余裕で目が合わせられるけど、余裕で目を合わせまくってたらあいつ共犯じゃね？ってなるから、目を合わすことを怖がる演技も必要だ。
最終的には、市民は市民同士(と思っている同士)で、ウインクキラーっぽい人をこの人！って当てたら勝ち。でも2回しか間違うことができないし、この人って全員で意見を一致させなきゃいけない。私は共犯者だからわざと市民の人を怪しいって言ったりしてかき回す。市民がウインクキラーを特定できぬまま市民の人数が2名、ウインクキラー＆共犯者の人数と同じになったらウインクキラーサイドの勝ちってなる。
その回私はウインクキラーを特定できずにいたけど、優秀なウインクキラーはみんなの会話が普通に続いていくなかで、順調に次々と市民を殺していった。
って、怖っ！！
誰！？ウインクうますぎじゃない！？
結局初回はウインクキラーのさわと共犯者のゆきんこチームの勝利だった。
ウインクキラー誰！？マジで誰！？
えー！誰も信用できないんですけどーーー！！！！！
ってなるゲーム笑
もう1回やろ！もう1回！！
2回戦。
2回戦も混戦だった。私は市民で殺されずに残っていたけど、仲間である市民は次々と殺されていく。誰だウインクキラー？もう選挙しようよ！いっちゃんが怪しいよ！いずみが怪しいって！しげは！？しげどっちが怪しいと思う！？白熱笑
結局その時点で市民とウインクキラー側が同じ人数になっていたからウインクキラー側が勝ちだねってなったけど、
で、ウインクキラー誰だったの？？
はーい！わたし！
いずみが手を挙げた。
いずみだったんだーって、いずみの紙には思いっきり“共犯者”って書いてある。え！？いずみ共犯者じゃん！！って。いずみは紙を見間違えて自分がウインクキラーだと思って勝手にウインクして次々と人を殺していったらしい。
じゃあ本当のウインクキラーって誰だったの！？
一同騒然。
…
おれ…
しげが言った。
え！？しげだったの！？
日頃から口数が多い方じゃないしげ。1回戦の時も多分一言も発しないまま殺されたぐらいだ。
マジで笑いが止まんなかった。
しげ自分が殺してないのに次々に市民が殺されていってどう思ったの！？笑
いや…最初1人目が殺された時に、おれまだウインクしてないのにって思ったけど…勘違いしたのかもって思って…2人目が殺された時にはっきり間違えてる人いるなってわかったけど、どうしていいのかわかんなくて…
私たちが必死でウインクキラーを探している時に、しげは偽ウインクキラーが誰なのかを探るっていう、まったく違った視点でゲームを見ていたんだって思うと笑えた。
だって無反応だったんだもん！！
無反応、無表情、無口、でも心の中で“誰だよ、勝手にウインクキラーになっちゃってるやつ”って思ってたんだ。
しげおもしろ過ぎー！！
私だったら、絶対、え！？誰！？とか騒いじゃうもん！！
マジで笑ったー。
気づいたらジャイサルメールに到着だ。
右から、しげ笑、たくじ、いずみ、さわ、たくみ、いっちゃん！今さらだけど、私の可愛い可愛いメンバー♡
みんな長旅お疲れ！！
じゃ、宿に行きましょう！！
続きはまた明日♪
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今日もありがとうございました( ´ ▽ ` )ﾉ
