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【2017/09/01】
ゆきんこ@India,Delhi
みなさんこんにちは!
記事はリアルタイムからは少しだけ遅れていますが、追いつけ追い越せで日々更新しておりますので、引き続きお付き合いいただけると嬉しいです(*^▽^*)
今はタビイクinインドゆきんこ引率第2弾のお話をお届けしております♪
他の1日目のお話はコチラ↓
①【Day1-1】タビイクinインドゆきんこ引率2グループ目合流!
中に入ると、メンバーとタクトは1番奥の部屋にいた。
私のこと呼んだ??
タクトの横についてそっと聞いた。
呼んでないっすよ、ってかなんで来たんすか?
やっぱり( ̄◇ ̄;)
今呼ばれたんだけど、友達呼んでるぞって。
で、どんな感じ??
どんなっていうか、これからって時にゆきんこさん来た感じっすよ。
見た感じメンバーが緊張状態にあるっていう感じはまったくしなかった。とっても和やかな空気で、ボスがうまいことみんなの心を掴んだんだろうと思った。
奥の人、日本語堪能。日本の割とマニアックな地名とかも知っているし、日本人の友達いっぱいいる系のアピールも常套手段だ。
私がまあまあ外で待っていた時間、ラポールのための雑談が繰り広げられていたらしい。
で、どうしたの??
ボスがメンバーに聞く。
いよいよ本題、ボスらにとってはこれから商談が始まる。
タビイクメンバーの目的はとにかくメインバザールへとたどり着くことだ。
でも私が外にいる間になぜかサンタナへ予約確認の連絡をするという流れになっていた。”サンタナ”とは昔からインドにある超有名日本人宿。デリーに来る日本人はインド旅行への不安からかサンタナを目指してやって来る旅行者も多い。
デリーに来る日本人旅行者はサンタナを目指している
犯罪グループはそんなこと百も承知だ。
日本人旅行者がサンタナへ行くことは犯罪グループにとってマイナスでしかない。サンタナで知恵をつけられたら騙せなくなる。彼らはなんとしてもサンタナ行きを阻止して、旅行者がサンタナへたどり着く前に騙したいのだ。
サンタナに泊まるんでしょう?
彼らは自分たちからサンタナの名前を出す。あなたの行き先を知っていますよアピールだ。なにも知らない旅行者からすると、自分が行こうとしているサンタナを相手が知っていてくれたっていうだけでホッとするものだ。彼らはそれからサンタナは満室で予約が取れないとかなんとかわけわかんない理由をでっち上げてサンタナ行きを阻止すべく動く。
サンタナはタビイクインドの緊急集合場所でも使わせてもらっていて、参加者の希望があればタビイク1泊目はサンタナに宿泊をすることもある。私は事前にこのことについてメンバーに確認を取っていて、私たちは今日はサンタナに泊まることになっていた。
どうやら私たちがサンタナに向かうということをタビイクメンバーから聞き出したボスは、サンタナに直接行って空いていなかったら困るから先に電話をかけた方がいいよ、と言って電話をかけてもらうところだったらしい。
ボスが人数を数えてメンバー5人+タクトで宿泊人数は6人だよね?ってなった時に、私もいるじゃんって気づいたメンバーが7人です!って答えて、え?もう1人どこにいる??ってなって外にいる私が呼ばれたようだった。
タクト曰く、サンタナに電話してあげるって言ってボスが地球の歩き方というガイドブックを見ながら押した番号は、下二桁が違う番号だったらしい。きっとどこか別のところに電話してサンタナは空いていないとか言うつもりだったんだろう。
でもちょうどかけようとした時に私が登場した。
私がずっとデリーにいて色々なことを知っているとわかっているボスは、私の顔を見て、連れってお前かよ!って思っただろう。
私はこのツーリストオフィスに顔バレしているけど、彼らの犯罪は私にネタバレしている。
私がメンバーに合流した後、みんなの後ろ側に立つ私の横から部下がボスにケータイを差し出した。
ボスはそのケータイを受け取って電話口の誰かと話していたかと思ったら、そのケータイをメンバーのゆきに渡した。ケータイを受け取ったゆきがみんなの代表で電話対応をする。
今日7人予約取れますか?はい、はい、男4人、女3人です。
電話先はサンタナのようだ。ゆきは普通に日本語を話している。
ゆき、今話してる人って日本人??
はい、日本人です。
本当?
私はまだ疑っていた。
サンタナに電話かけてやるとか言われてちゃんと日本人につながっているのにどういうわけかそれがサンタナではなく、サンタナは今日満室とか言われて騙されるパターンがあるって聞いたことがあったからだ。犯罪グループが日本人だと錯覚するぐらい日本語ペラペラのインド人を用意しているのか、考えたくないけど日本人を味方につけたのか真相はわからない。でも事実そういうこともあるらしい。
なんていう人?名前聞いてもらえる?
ケンタさんって人です。
え?ケンタ氏?
ケンタ氏はホンモノのサンタナの日本人スタッフだ。
え?マジで本当にサンタナに電話かけてるの…??
ちょっと代わって!
私はゆきからケータイを受け取った。
もしもし…
もしもし…
相手は間違いなく日本人だった。
ケンタ氏?わたしわたし!わかる??
わたしはあえて自分の名前を名乗らなかった。声はケンタ氏っぽかったけど電話じゃ確信は持てない。
え?ゆきんこさんですか??
わ、ホンモノのケンタ氏じゃん!!
そうそう!ゆきんこ!
って、本当の本当にサンタナに電話をかけてくれたんだ。
やるな。切り替えが鮮やかす過ぎる。
私が登場する直前はサンタナの電話番号の下二桁違う番号を押してボスがかけたい“どこか”に電話をかけようとしていたのはタクトが見ている。でも私が登場したあと私の背後から部下が別のケータイを持って来てボスに差し出した。そのケータイで本当のサンタナに電話したのだ。
おそらく私の登場で私たちを騙せないと瞬時に判断したボスの指示でサンタナに電話をかけるためのケータイがすり替わったんだろう。
作戦変更せざるを得ない。
ボスはこの時点で私たちを騙すということは諦めて“親切なツーリストオフィスの人”を演じることにした。
お見事。
私はここが良からぬ場所だと知っているけど、なにも知らないメンバーからしたらどうだろう。
道に迷ってたどり着いたツーリストオフィスで優しいおじさんがわざわざサンタナに電話をかけてくれて目的地のメインバザールまでの道を教えてくれた、っていうただのあそこの人いい人だったよねー!っていうエピソードが1つ出来ただけの話。
もう出よっか。
メンバーはボスに道を教えてもらった通り、今度は迷わず目的地のメインバザールまでやって来た。そしてついにメンバーからこのコール。
メインバザール着いたー!!
正解!!お疲れ!!
遠回りをいっぱいしたけど、いいチャレンジだったなと思う。誰がいつどんなタイミングで騙してきたか、あとで種明かしをしょう。彼らがアイツだ!って認識している人もいれば、あの人が!?っていう人もいるだろう。
デリーでよくあるツーリスオフィス詐欺はより多くお金を儲けようとアグレシッブにトライしている詐欺集団で、別に旅行者を危険な目に遭わせようとしているわけじゃない。
でも当然ツーリスオフィスには行かないのがベストだ。彼らのホームで戦って勝てるわけがない。タビイクの引率をさせてもらうようになって犯罪グループをより客観視できるようになって思った。
彼らはかなりハイレベルなプロ集団。まず勝てない。
今まで書いた通り、ニューデリー駅周辺には旅行者をなんとかしてツーリストオフィスへ連れて行こうとする人が多く存在している。でも絶対になにがなんでもツーリスオフィスに行かないと強く心に決めること。
本日私たちが連れていかれたツーリスオフィス。
看板にある“DTDC”はよく書きやがったなっていう印。
デリーにはデリー観光開発公団DTTDC(Delhi Tourism&Transportation Development Corporation)というのがある。旅人が愛用する地球の歩き方というガイドブックにも掲載されている素性の知れた団体。もしかしたらロンリープラネットとか他の国のガイドブックにも書いてあるのかもれない。
だからぼったくりツーリスオフィスへと導こうとするやつらは信用を得ようとしてよくDTTDCの名を口にする。
でもDTTDCの人が客引きすることなんてあり得ないし、自分で目的があってそこへ行くならいいけど、誰かに連れて行かれるその場所はニセモノだと思っていい。
よく見たら、“DELHI TOURS DOT COM”でDTDCだって!
笑えるーーーーー!!!!!
皆さま、もう1度書きます。
ツーリスオフィスは誰かに連れられて行く場所ではありませんよ!!
誰かに連れられて行くツーリスオフィスはぼったく旅行会社!!連れられては絶対に行かないこと!!
さて、タビイク1日目はまだまだ終わりません!
が、続きはまた明日(≧∀≦)
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今日もありがとうございました( ´ ▽ ` )ノ
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