【Day1-2】敵だらけ、メインバザールまではイバラ道。

【Day1-2】敵だらけ、メインバザールまではイバラ道。
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yukinko

インド在住の旅ブロガー/ライター。 世界一周ひとり旅を含めこれまで訪れた国は70か国、350都市以上。2016年よりインドへ移住。このブログはインド生活や日々感じたことを思うままに書き綴っている日記ブログです(≧∀≦)

【2017/09/01】

ゆきんこ@India,Delhi

みなさんこんにちは!

記事はリアルタイムからは少しだけ遅れていますが、追いつけ追い越せで日々更新しておりますので、引き続きお付き合いいただけると嬉しいです(*^▽^*)

 

昨日からタビイクinインドゆきんこ引率第2弾のお話をお届けしております♪

昨日のお話→【Day-1】タビイクinインドゆきんこ引率2グループ目合流!

 

みんなで色々な人に聞きながら道路を渡ったらもうそこはメインバザール、ファーストミッションクリアというところまでやって来たメンバー。もう本当にすぐそこ、そこを渡るだけ、渡るだけなのに。

 

彼らはそこを渡らせてもらえなかった。

 

そこを渡らせたくない人たちの計らいによって。

 

青マルがニューデリー駅 。彼らは地図上の赤マルの場所に立っていた。道路を渡れば赤矢印の通りが目的地のメインバザールストリートだ。

 

メインバザールを前にしてそこがメインバザールと知らない彼ら。真新しいバックパックを背負ってあたりをキョロキョロする彼らを犯罪グループの奴らが見逃すわけがない。

 

どこ行きたいんだ?

 

メインバザールか?

 

メインバザールはあっちだぞ。

 

目の前にメインバザールがあるのに違う方向を指差す悪い顔したおっさん。

 

こっちだってー!

 

とか言いながら指さされた方向に進んで行く彼ら。

おっさんが指差したのは青矢印の方向。目の前にメインバザールがあるのに青の方向を指差す。なぜか。

その先には悪名高きぼったくりツーリストオフィスが多く存在する“コンノートプレイス”(青マル)があるからだ。

 

指差された方向には別の奴が待っている。

奥のブルーシャツ、積極的にあっちだあっちだと彼らを先導する。ヤツが指差す方向はぼったくり旅行会社が多く存在するコンノートプレイスだ。

 

え?本当にこっち??

違くない??

 

 

迷う彼らに仲間がヘルプにやって来る。

 

1人が言うことは怪しい。でも2人目、3人目が同じことを言うとウソに真実味が増してくる。ヘルプのタイミング、さすが過ぎ。おっさんらはプロなのだ。

 

それでも必死であっちだあっちだ!って言ってくるおっさんらを怪しいなと感じてきた彼らはその人以外のインド人にも積極的に声をかける。

 

ナイス!そうだ!

他の人にも聞こう!コイツら怪しいもんね!!

 

メインバザールってどっち??あっちなの!?

 

メインバザールはあっちじゃないよ!向こうだよ!

 

普通に正解を言ってくれたいいおじちゃん。焦る青シャツはおそらくヒンディー語でおじちゃんに邪魔すんな的なことを言ったのかな。自分が言っていることの方が正しいとメンバーに訴える。

 

 

必死かよ。

 

イェス。

 

必死なのだ。

 

何も知らない旅行者をツーリストオフィスに導くこと、それがおっさんたちの仕事。一生懸命自分たちの仕事をしているだけだ。

 

でも彼らだって一生懸命メインバザールを探しているのだ。

 

絶対こっちじゃないよー

 

戻ろう、このおじさん怪しい

 

そうだ!このおっさんらは怪しい!戻れ戻れー!!

 

彼らは再び渡ればメインバザールのところまで戻って来た。

 

なにがなんでもそこを渡らせたくない犯罪グループ。ここを渡ったらdanger(危険)だからと必死で止める。

 

頑張れみんな!渡って!渡るんだー!!

 

彼らは彼らの意思でついに道路を渡った。

 

 

で、こっちに行った。

青矢印の道。

 

惜しいっ!!!!!

 

みんなー!メインバザール着いたら着いたって教えてね!

私は着いたって言われるまで正解も不正解も言わないからね!!

 

どんどん青矢印の間違った道を進んで行くメンバー。

 

 

そんな彼らにぴったりと寄り添うようにして歩く1人の男性。

 

新たな敵登場。

 

 

この黄色シャツが連れて行きたい場所はもちろんツーリストオフィスだ。

今いる道をまっすぐ行って左に曲がれば、

はい、コンノートプレイス( ̄◇ ̄;)

 

黄色の営業は続く。トゥクトゥクに乗ったほうがいいいとかなんとか。

 

そろそろチャイ休憩でも取ります??タクトが言った。空港を出発してからまあまあ時間が経っている。一度チャイを挟んで一息ついて、今までの情報を整理してみた方がいい。

 

かんぱーい!Welcome チャイ!!

 

チャイを待っている間にかずやが聞いてきた。

 

オレら合ってる??メインバザールさっき近かった??

 

かずやはさっきメインバザールの前の道路を渡って青矢印の道を選択して歩いてきたことが引っかかっているようだった。

 

うーん…

 

一瞬近づいたけど、遠ざかったかな…

 

タビイク代表のタクトがチャイをオーダーしている間に思いっきりヒントを与える激甘引率ゆきんこ( ̄▽ ̄;)

 

やっぱりさっきのとこじゃん!絶対あっちだ!!

 

気づきましたね?青じゃなくて赤なのでーす!!

 

チャイを飲んでいると陽気なインド人が近づいてきた。

 

髪型same(同じ)じゃーん♪

 

的なノリで。

 

ホントだー!笑

 

和むメンバー。

 

ジャパーニーズ??僕日本人の友達いっぱいいるんだよ!

 

日本語の名前とメールアドレスが書かれたメモみたいのを見せてくる。

 

へぇーそうなんだ!

 

さらに和むメンバーたち。

 

コイツ、悪いヤツ。

タクトと私だけはそのことに気がついていた。メンバーはみんなまったく気がついてないけど。

 

この写真を撮るときに、タクトが1、2、3!ってのをヒンドゥー語で言った。コイツはそれを聞いて、ヒンドゥー語勉強したのか?どこでした?日本で?いつインドに着いた?初めて??タクトに質問攻めをした。

 

一瞬ただの人懐っこいインド人か半信半疑だったけど、コイツ黒。

 

まわりにいる子たちは明らかにインド初心者っぽいけど、コイツは違うのか??

 

そう思ったんだろう。騙せるか騙せないか、このグループがカモなのかそうじゃないのか探られたってこと。

 

案の定、ワイワイ談笑をしたあと、別れ際にメンバーがこのちょんまげ野郎にメインバザールってどこ??って聞いたら進行方向を指差した。

青矢印を戻れ、ではなく進めと言った。

 

ここをまっすぐ行って左に曲がってまっすぐ行ったところにあるツーリストオフィスに行ってメインバザールに行くパーミッション(許可証)をもらわなきゃいけないんだよ!っていう大嘘のオマケつき(−_−;)

 

大丈夫大丈夫。さっき私超ヒントあげたし。

コイツ言ってることおかしくない?って気づいて、今歩いて来た道を戻るんでしょ??

 

って、そっち行くんかーーーーーい!!!!!

 

大声でツッコミたかった。

 

さっきの私のヒントは一体どこへいったの!?

かずやーーーー!!!!!みんなー!なんでそっち歩き出す!?

 

ちょんまげの役目はここで終わり。次は別のヤツが彼らの先頭を歩く。

 

1番英語が話せるゆきが後ろを歩く私のところへやって来て、なんかメインバザールに行くのにパーミッションが必要って言われたんですけど、そうなんですか??と聞いてきた。

 

そんなの必要ないよ!!騙されてるって!!

 

とは言えない。そういうルールだ。私はいない人として考えてもらう。彼らは聞くなら現地の人に聞かなければいけない。メインバザールってパーミッションが必要なんですか??って。

 

 

そのまま流されるようにツーリストオフィス方向へ向かう彼ら。横を歩くのはもちろんちょんまげの仲間。コイツの他に1番後ろを歩くタクトと私の後ろにももう1人仲間がいた。

 

そのまま先導されるようにして歩くメンバー。

 

このままついて行っていいの??という人もおらず。

 

そしてついに私たちの目的地メインバザールではなく、ヤツらの目的地であるツーリストオフィスに連れてこられてしまったのだ( ̄◇ ̄;)

 

私は前にもタビイクメンバーのあとを追ってここへ来たことがあって顔バレしている。

 

私入れないからタクトみんなについて行って!

 

私はツーリストオフィスの外でみんなが出てくるのを待っていた。もちろん私には1人見張りがついていた。なんでコイツだけオフィスの中に入らないんだろう?そう思って様子を伺っていたんだろう。

 

みんな遅いな…

 

タクトが一緒だから大丈夫だろうけど…

 

しばらくすると、私を見張っていた人とは別の人が私のところへやって来て、

 

友達が呼んでるぞ!こっちこっち!中へ入って!

 

と言った。

 

本当に?

 

タクトが私を呼ぶわけがない。敵に顔バレしている私がオフィスに入った時点でゲームオーバーだ。

 

は?嘘でしょ?なんで??

私具合悪いからここにいるからってハンカチを口にあてて体調不良をアピールしてそれを拒否。

 

本当だよ!友達が呼んでるんだって!!

 

としつこく言ってくる。

 

タクトもしかしたらWi-Fi調子悪くて使えないとか…

みんなのそばを離れるわけにもいかないし、マジで私のことを呼んでいるのか…

 

ちょっと心配になってきた。

 

 

 

いや、騙されるな。

ヤツらはきっと謎に外に居座る私を不審に思っているだけだ。

 

 

 

本当に大丈夫かな…

 

それから少しの間考えて、

 

 

私はついにオフィスへと足を踏み入れてしまった。

 

 

続きはまた明日!!

 

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今日もありがとうございました( ´ ▽ ` )ノ

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