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【2016/12/25】
ゆきんこ＠Agra→Delhi
ちょっと寝たらすぐに朝が来た。7時に他のゲストと宿を出る。
ついにこの時がきた。
荷物をおろしてレセプションに置いて、サチンの部屋へ行く。
サチン、私もう行くね。
…なんで…？
寝ぼけてる。
なんでじゃないよ、今日じゃん。
…
…
うん…
私たちはSee you soonと言ってハグをしてバイバイした。
カフェでまだ寝ていた私のかわいいBabyたちにも、またね！わたしもう行くからね！と声をかけた。
Mom…バイバイ…
寝ぼけながら応えるみんな。
バイバイ、みんな。元気でね。2か月半大変だったけど、楽しかったよ。
最近父親になったシューズ(犬)が走り出す車を追いかけてきた。バイバイシューズ、ちゃんと父親になってね、ピンキーと赤ちゃんを大切にね！！なんて。
そんな切ないお別れから数時間後、私はもうデリーにいた。
帰ってきたか…
デリーに来たらいつも泊まっている女子ドミに上がる。荷物を置いてレセプションのある1階の共有スペースでネットをしていると、
あーゆき！なんでここにー！？
わーJUN！そっか、ここにいたんだね！！
JUNはアグラで会った日系アメリカ人。日系アメリカ人って言い方で合っているのかな？お父さんが日本人でお母さんが台湾人で国籍がアメリカ。どゆこと？w 名字も名前も普通に日本人と同じだから、ホステルの予約システムを見ていて、あー！日本人来るー♪ってワクワクしていて、それがJUNだった。
JUNは見た目も日本人っぽかったけど、なんとなく雰囲気があれ…って思ったら、日本語はあまり話せなくて、どちらかと言うとやっぱりアメリカ人っぽかった。
そうだった。アグラに宿泊した後デリーに行くって言ってたっけ。私の働くホステルは、インド国内に数店舗展開しているから、ゲストがそのホステルを渡り歩くことがとっても多い。JUNもそうだったらしい。
ゆきお昼ごはん食べた？
いや…さっきタクシーで着いたばっかでまだだよー
これからいとこと友達とランチに行くんだけどよかったらどお？？
うーん、私はやめとく。スッピンだし笑
今日朝が早かったから私は起きたままの姿で来ていて、女子ドミの洗面台がおそらく体調不良者によって地獄絵図並みにとんでもないことになっていて使えず、清掃待ちでシャワーも浴びていない状態で。さらに言うと二日酔い気味だし、お断りをした。
Come on！！
なに言ってんの！そんなの関係ないよ！！行こうよ！
え…でも…
明るくハキハキと話すJUNのペースに飲み込まれそうになる。
だってスッピンじゃ…今もう出るんでしょ？？
何分で準備でできる？？5分とか？？行こ！！
…うーん
…じゃあ、5分待って。
あっさり飲み込まれる笑
せめて多少の着替えとコンタクトをしよう、スッピンはもう仕方ないか。5分で準備を終えて下に降りると、JUNが呼んだタクシーがすでにホステルの前に来ていた。
JUNの話す英語は超ネイティブで私には早くて聞き取りが大変だったけど、キレイにわかりやすく話してくれるからなんとか会話になる、そんな感じだった。
着くまでの車の中でお互いのことを色々と話した。彼の家庭はとってもインターナショナルで、ついていけないぐらいだった。本人は今エジプトで働いていて、お父さんは日本に住んでいて、お母さんはアメリカ、弟はタイだったかな。年末年始はベトナム集合だったか香港集合だったか、家族4人で過ごすんだって。
まさにインターナショナルファミリー(*°∀°)=3
見た目もなんだか品があって、きっと優秀な子なんだろうなって思った。
そして待ち合わせのレストランに到着して、私はスッピンで来たことを激しく後悔した。
“類は友を呼ぶ”
そこにいたのはアメリカの大学に通う彼のいとこ、そして同じ大学に通うインド人の女の子、その女の子の友達のインド在住のインド人の男の子。
インドは貧富の差が激しい。このテーブルにいる２人のインド人は多分お金持ちの子たち。だって1人はインドからアメリカの大学に留学をしているぐらいだから。着ている服も持っているバッグも食べているものも上級。
それに引き換え、スッピンの私。
最悪ヽ(￣д￣;)ノ
レストランは超オシャレで、お料理の値段はインドのローカルレストランの4〜5倍ぐらい。
3人は先に食事をしていたけど、なんか華やかな食事をサングリア片手に…っていう感じだ。待たせしまうし私も早く選ばなきゃと同思ったけど思った以上に二日酔いであまりメニューが目に入ってこなくて、やっと目に飛び込んできたサンドイッチぐらいなら食べれるかと思って頼んだらフライドポテトが山盛りになって登場してひいた。
私は彼らの華やかな話を聞きながら、みんなを待たせないように高速でサンドイッチを食べまくった。
彼らは品があるけど全然嫌味がなく、すごくいい人たちだった。ただただスッピンホントごめん、てゆーか恥ずかしい。
で、このあとなんだけど、インディアンゲートと博物館に行こうと思ってるの。
インド人の女の子が言った。
おぅおぅ、どもまでも品があるんだ。
ずっと行きたかったから、閉館の前に先に博物館に行って、それからインディアンゲート行って…このあとJUNも大丈夫だよね？？
うん、大丈夫。ゆきも行くでしょ？
うん。
その会話がされている間ずっと、わたしは先に帰るねー！って言ってここから1人でトゥクトゥクに乗って帰ろうと思っていたのに、ゆきはどうする？？じゃなく、ゆきも行くでしょ？だっただけで、思わず”うん”って言ってしまった。
博物館興味ないのに…
しかもスッピンなのに…笑
まあいいや！もう！楽しもう、せっかくの機会だしね！
意気込みとは裏腹に、英語ガイドさんの話はまーったく理解できないし、そもそも興味ないしで、眠さがハンパなく襲ってくる。やばいな…興味ないってバレるかな…と一応色々見ているフリをしていたら、JUNの超興味なさそう＆眠そうな姿が目に入ったから、心の中で笑ってやった(*°∀°)=3
ここまで来ればもうヤケ。
インディアンゲートも行っちゃう♪
3度目〜♪
写真を撮る直前にサングラスをかけるという、スッピンの写真は絶対に残させないという徹底した管理笑
私の隣がJUN、前がJUNのいとことアメリカに留学中のインド人の女の子。
車の渋滞もあって宿に着いたのは夜だった。
結局今日1日スッピンで遊び倒してしまった…
こんな予定じゃなかったのに笑
でもみんなとバイバイして寂しかったから、あれよあれよと言う間にみんなのペースで遊びに連れて行ってもらってよかった。
宿に戻ってWi-Fiをつなぐと、みんなからメッセージが届いていた。
Mom!How are you?
I miss you.
それを見ながら、私も寂しいよってひとつひとつ返信していく。
その時、
Mom、夜ごはんできたよ。
写真が送られてきて、泣きそうになった。
なんだか、そんな1日…
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