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【2016/12/14】
ゆきんこ@Agra
一緒にレセプションで働く相方サチン。
彼はマイワールドがハンパなかったり、ちょっと独特と言うか、最初は取っ付きづらいと思ったけど、毎日同じモノを食べ、毎日同じ宿で寝泊まりをし、毎日一緒に仕事をする内に仲良くなった。
というか、私がサチンの扱いに慣れたというのかな。
彼はまだ23歳の若さだったけど、仕事の先輩。ふざけんなよ!って思うこともあるけど、頼りになることもたくさんあったし、なんだかんだでうまくやっていた。
彼はインドでもかなり田舎の村の出身で、その村はいまだに親が結婚相手を決めるのが当たり前の場所だ。だから彼は16歳の時に、会ったこともない親が決めた相手と結婚をした。そして今は一児の父。
彼の奥さんと子供はここアグラから2〜3時間ぐらいの彼が生まれ育った村で生活をしているようで、ここに寝泊まりをしている彼は言わば単身赴任といったところ。
誰の目も気にすることのない彼は、ちょいちょい悪さをした。
んー悪さでもないか。別になにをしているってわけでもなさそうだし。
でもとにかくね、女好き。前にも書いたけど、お気に入りの子を見つけてはその子にベッタリで仕事をしなくなる。仕事しろよ!ってイラッとするけど、お気に入りの子にあからさまな特別扱いをするから、他のお客さんへの影響も考えてやめてくれよって思っていた。
ほんとね、
また始まった…次はあの子か…
って、しょっちゅうなんだよ。
多分恋愛経験がないからだろうけど、もう超わかりやすくて中学生の男の子レベル。飽きれちゃう。男ってアホだな〜って、なんかその典型みたいな。
そんな彼がついに私を本気で怒らせた。
今日の昼過ぎ、彼が見当たらないな〜と思っていたら、2階のバルコニーでゲストの女の子と一緒にいた。忙しい時間帯でもないし、私もお庭でコーヒーを飲みながら自由に過ごしたし、まいっかと思った。
でもしばらく経ってレセプションにやって来た彼が突然わけわかんないことを言い出した。
カレンダーのとあるページの写真を見せてきて、
今日の夜ここに行こうかな〜
って。
は?いきなり何言ってんの??
ここカレーが美味しくて、あ、サモサも美味しいんだ…
で??なんでいきなり今日行くとか言ってんの??
私はソッコーわかった。コイツ、あのゲストとお出かけしたいんだな…
お客さんが行きたいって言ってるからさ〜
嘘言うな!お前が行きたくて誘ったんだろ!!
無理。仕事があるでしょ?私、夜は仕事しないからね。
本当にお客さんが行きたいと言っているなら、今日の夜はここに行くフリーツアーしまーす!って全員に声をかけて希望者を連れて行くというサービスはあり。そういうこともある。そんな時は私も夜仕事が終わった時間でもレセプションの番をするのは仕方ないと思っている。ゲストが楽しめるならいいやって。
でもこのケースは違う。ヤツが昼間に宿のゲストの女の子をナンパして連れ出そうとしているだけだ。
なんでー??行っていいでしょ?
なんでじゃないよ!サチンはここにいなきゃダメでしょ!?なんで突然そんなこと言い出してんの?今までそんなこと言ったことないじゃん。おかしくない??
じゃあゆきが行く??
行かんし!
まったく〜。絶対に行かせんぞ。なんでサチンが私用で出かけるために私がレセプションの番をしなきゃなわけ?勘弁してよー。宿のカフェでおとなしくその子とウノでもしててよ〜。
それからなんとなくヤツを監視しているつもりだった。私はサチンをまったく信用していない。あれだけキツく出かけるなって言ったけど、ふらりと姿を消すこともあり得る。
そしてその通りのことが起きた。
私が働くホステルは敷地が広い。入口から建物まで十数メートルあるかな。レセプションから正面が宿の入口。私はそこが開いてそこから大きなバックパックを背負った旅人がまっすぐレセプションに向かって歩いてくる姿、そしてその逆、見送るのも好きだった。
その入口からササッとサチンが外に出たのが見えた。
あー!!アイツ外に出やがったー!!
まあ、でもすぐ戻ってくるか。だって、彼が一緒にお出かけしたい子、今私の目の前にいるし笑
その時私はサチンがお誘いをしていただろう子と、レセプションで彼女の列車のチケットをネット購入しようと2人で悪戦苦闘をしている真っ最中だった。
インドはチケットのネット購入がちょっと難しかったりする。なんせインドで作ったクレジットカードでしか支払いができないことが多くて。でも私は最近やっと外国人のクレジットカードでも支払いが出来るというサイトを教えてもらって、ゲストのお手伝いが色々できるようになった。
私たちは2人で彼女のケータイの覗き込みながら購入手続きを進めていた。
その時だ。
彼女のケータイの画面に、サチンの名前、そして、“今宿の外にいるから来て”というメッセージが表示された。
彼女は少し気まずそうに、これからサチンとごはんを食べに行くんだ…と言った。その言い方からサチンが、夜宿を出ると怒られるからこっそり抜ける的な説明は彼女にしていたんだなとわかった。
てゆーか、アイツやりやがった!!!!!
バカめー!!
嘘なんて簡単にバレるんだよ!!!!!
それにしてもなんというタイミング笑
悪いことってバレるようになってるんですね〜。っていう感じ??あいつバカじゃん?てゆーかケータイにそのメッセージが表示されなくてもいずれ気づかれるだろ!!!!!
ちょっと考えればわかることを、男は平気でする。
男性の皆さんすみません。でも女子は激しく共感してくれるでしょう?笑
これで私はレセプションから出られなくなってしまった。
イライライライラ、イライライライラ
イライライライラ、イライライライラ
いつもならもう晩酌タイムなのに!!なんでサチンが好き勝手していることに私が犠牲にならなきゃいけないの!?
しばらくすると部屋で休んでいたオーナーがレセプションにやって来た。
ねえ、サチンどこに行ったか知ってる??
知っているけど聞いてみた。
知ってるよ。不動産屋さんと部屋を見に行ってるんだよ。奥さんと子供をアグラに呼びたいらしくて。
って、えー!!
アイツ嘘ついてるー!!
なにが奥さんと子供だ!!他の女の子と夜のデートを楽しみに行ってるんですよー!!
その時オーナーがケータイを確認して言った。
でも今戻りますっていうメッセージが来てからもう1時間も経ってるな…
はぁ…出たよ。帰る帰る詐欺ヽ( ̄д ̄;)ノ
オーナーはそれでも別に怒ることもなく、いたって普通。こんなこと日常で、別に怒られる対象にもならないのが私からするとここの問題、いやインドの問題だ。
私はいつまで経っても帰って来ないこと、私には出かけることは一言も言わずこっそり姿を消してオーナーには連絡を入れていたこと、でもオーナーにしょーもない嘘をついたこと、そのすべてにむかつきまくっていた。
ムカつき過ぎて私はオーナーにこのことを話した。サチンは家探しなんてしてないよ、ゲストの女の子を連れてどこかに行ってるだけだからって。
サチンは女好き過ぎるんだよ。
そう言うと、オーナーは、
男はみんな女好きだよ。
と言った。
サチンのこと責めてないヽ( ̄д ̄;)ノ
いや、わかるけど!男はみんな女好きって、そりゃそうでしょうけど!!今仕事中なんだよ!?仕事中なのに気に入った子がいたらその仕事放ってどこかへ行っちゃっていいの!?
私はサチンを責めるよ。
でもそれって私がおかしいの!?これも私が日本人だから!?
そう言うと、
ゆきは間違ってないよ。おかしくないよ。
オーナーはなだめるようにそう言った。
しばらくしてヤツはツラっと帰ってきた。お土産にサモサなんて買ってきちゃって。
そんなのいらねーよ。
私は怒りを抑えて彼に聞いた。
家探しどうだった??
彼は普通に、家賃が高くて…今日のところは難しいかも…とかなんとか言った。
嘘つき!!!!!
なんで何も言わずにいなくなったの!?
オーナーに連絡したよ。
は!?あんたが一緒にレセプションで仕事をしてるのは誰なの!?あんたがここにいないことで誰がこの時間までここにいたと思ってんの!?
でも、ゆきに言ったら出かけちゃダメって言うじゃん…
家族のための家探しに行くなんてあんた一言も言わなかったじゃん!!もし本当にそうだとしたら、私だってなにも言わないよ!!
そこから私はブチ切れた。
家探しなんか嘘じゃん!!私全部わかってるからね!!見つからないようにコソコソと外に出て遊びに行ってただけでしょ!?なにやってんの!?仕事中じゃん!!
私はそのまま部屋に戻った。
ビールを飲もうとレセプションの前を通った時にサチンが声をかけてきたけど、
Shut up!!(黙れ!!)
と言って遮った。そこにいたスタッフも、私が今まで見たこともないぐらい怒っているからビックリしている。
“ごめんなさい”を言わないインド人。
そのインド人のサチンがI’m sorryと言ったのにこっちもちょっとビックリしたけど、当然と言えば当然だ。でもそんなの知るもんか。
私は怒っている。
もう!!なんて日だー!!
明日は仕事ボイコット確定!!!!!
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