インド人グループ客。

この記事を書いた人
最新の記事

yukinko

インド在住の旅ブロガー/ライター。世界一周ひとり旅を含めこれまで訪れた国は70か国、350都市以上。2016年よりインドへ移住。このブログはインド生活や日々感じたことを思うままに書き綴っている日記ブログです(≧∀≦)

最新記事 by yukinko (全て見る)

【タビイク】ぼったくり…お値段がまったく違うヘナタトゥー - 2020年3月23日
【タビイク】ようこそインドへ！男女11人の初インド旅の始まり！ - 2020年3月21日
【タビイク】ありがとう、いっぱい考えた旅でした。 - 2020年3月20日

【2016/12/10】

ゆきんこ＠Agra

ここの宿泊客の大半は欧米人。インド人は2割ぐらいかな。

インド人のお客さんは5人以上、7〜8人とか、時には10人以上とかのグループで来ることが多かった。グループはインド人に限らずうるさいから、予約が入ると、

わ、来ちゃうか…

と、ちょっと身構える。

朝いつものように準備を終え部屋を出た。

え…汚っ…。

廊下に土汚れが。しかも尋常な汚れじゃない。

最悪…誰か靴履いたまま歩いたな(ーー;)

私の働くホステルは土禁だ。建物の中、カフェの中に入るときは外で靴を脱ぐ。私は裸足はムリだから内履き用のビーサンを履いていて、外に出る時は履き替えるっていう感じで過ごしていた。

とにかくここをすぐに掃除してもらわなきゃ。他の人は裸足でここを歩かなきゃいけない。私は旅中に土禁の宿に何度か泊まったことがあるけど、土禁の割に床の掃除が行き届いてなくない？？っていうところが多くて嫌な思いをしたことがある。だから私は内履き用のビーサンを携帯するようになったんだけど。

私にはまったく理解できないけど、インド人のみならず欧米人も建物内だけじゃなく敷地内、つまりお庭を裸足で歩く人も多くて、真っ黒な足で建物に入って来る人もいたけど、それはもう仕方ないとしても私は廊下を綺麗に保てるようにいつも気をつけていた。

うっかり靴を履いたまま中に入ろうとする人に、外で靴を脱いでください！って声をかけたり、それでもうっかりな人を見過ごして誰かが靴で上がってしまったなって思ったらすぐに廊下を掃除してもらっていた。そうじの子たちが見当たらなかったら自分でほうきを持ってきてはいたりもしていた。

それにしてもこの泥すご過ぎ。私はすぐに清掃の子を見つけて掃除をお願いした。

朝はいつもすぐにシステムをチェックする。予約客は昨日全員到着したのか、どの部屋に何人人が入っていて、誰がチェックアウトか。

そしてサチンからも軽く引き継ぎのようなものを受ける。早朝着いてチェックイン待ちの人が共有スペースやカフェにいるから部屋が準備でき次第案内してほしいとか、夜中に到着してチェックインを済ませてない人がどこの部屋にいるからパスポートを受け取ってほしいとかそんなことを聞く。

サチンは朝彼の世界に行ってらっしゃることが多いから、私が聞かなきゃたいがいなにも言ってこないけど。

あれ…

昨日は予約以外の人がたくさん到着したようだ。

わぉ、しかもインド人グループっぽい。私は名前だけでその人がどこの国の人かは判断できないけど、数人のグループで来てるっぽいし、1泊だけだし、廊下がやたらと汚いし。

ここの部屋の人全員インド人？？

サチンに聞くとそうだと言う。

やっぱりー！！もう！！靴脱いでよー！！

サチンは夜中や早朝に到着する人がいると超テキトーな仕事をする。彼は寝ているわけだし、到着する人も夜中や早朝に到着したら疲れているのは間違いない。だから面倒なチェックインの作業は一旦後回しにしてできる限り早くお部屋で休んでもらおうとするのはとってもいいことだけど、絶対にしなきゃいけないこと、例えばパスポートだけはスキャンするとかそういうのも吹っ飛ばして、知らん人がいつの間にかいる、みたいなこともあったりする。

絶対土禁ですって伝えてないな…

そう思った。

案の定、数部屋に分かれて宿泊をしているインド人グループの人たちは出て来る人出て来る人みーんなもれなく靴を履いていた。

やっぱりヽ(￣д￣;)ノ

今は朝晩がこんな状態で霧がすごいから、お庭の土が湿ってしまって泥になる。だからその靴で建物内に入られると酷いことになる。

サチン〜ちゃんと靴脱がせてよ〜と思ったけど、ここは私が頑張るしかない。いつもほぼ裸足、裸足で外を歩くことにまったく抵抗のないサチンは誰かが靴で室内を歩いていることに関して寛容だ。私は許さない。見つけ次第靴は外で脱いでください！と必ず声をかける。

そのインド人グループは12人のグループだった。何度注意しても靴のまま部屋に入ってしまう。注意すると、あ！ごめんごめん！みたいな感じでみんな靴を脱いでくれるし、悪気はないんだろうけど、全然覚えてくれない。私も言うほど暇じゃない。全員の出入りをすべてチェックすることはできないし、代表のおじさんみたいな人に、この宿は土禁だっていうことを他の人にも伝えてほしいとお願いしたけど、どうにもみんな靴が脱げないらしい。

チェックインの手続きをしたり、清掃済みの部屋をチェックしたりしてレセプションに戻ってくると、また廊下が汚い。

参った…

外に靴箱もあるし、そこで靴を脱ぐことは見ればわかるじゃん？？って思うけど、習慣の問題？？インド人は家の中で靴を脱ぐ気がするんだけど。って私の友達の家はそうだったから、そう思ってるけど。

外で靴を脱いでくださいって何度口にしただろう。

注意って別に気持ちのいいものじゃないし、だんだんと言うのが嫌になってきた。自分がただの口うるさいおばさんみたいな感じに思えてきて。でも他の宿泊客もいるし、宿の中を汚されるわけにいかない。

私はついに“NO SHOES”っていう画像を検索。プリントアウトしてドアのところに貼った。

インド人グループってやっぱり大変。自由過ぎて。ある意味1人でも大変なのに、10人以上なんて手に負えない。

だって、おそらく昨日の夜中に到着して、システム上は1泊っていうことになっているから、今日12時にはチェックアウトしなきゃだけど、案の定誰1人として部屋を空ける人はいないしチェックアウトの時間を聞きにくる人もいない。

この人たちもう1泊するの…？？

その後の予約客をシステム上他の部屋へ移動させなきゃいけないし、こちらにも都合があるんですけど？？って思うけど、出ていってくださいなんて言えない。

サチン、彼らもう1泊するか確認してよー。人数も多いし3部屋も使ってるんだから。

インド人客の対応はサチンに任せることが多い。インド人は英語が話せる人が多いから別に私でもいいけど、インド人同士の方がスムーズだし、私はインド人の英語が聞き取れないことが多かったから。