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【2016/10/10〜12】
ゆきんこ@Agra
私の朝ごはん。
だいたい9時にはレセプションへ行く。いわゆる出勤というやつ(*°∀°)=3 今の部屋はレセプションまで3mぐらいだから出勤がとっても楽チン笑
そしてキッチン担当の子たちに朝ごはんをお願いする。だいたいそのぐらいの時間帯はサンライズをタージマハルで見ようと出かけた人たちが戻って来て朝ごはんを食べるタイミングだったりするから、お客さんが多いときは朝ごはんが11時過ぎとかに出てくることもある。
昼ごはんじゃん!!ってツッコミたいけど、今じゃもう慣れた。キッチンは3人いるけどね、オーナー曰く仕事が遅過ぎるからこうなるって。えーそんなことないよ!!なんてフォローはまったくできない。きっとオーナーの言う通りだし。どんなに混んでいても彼らが焦っているところは見たことがないからね笑
ここでは今までとは生活のリズムが変わった。昼ごはんも夜ごはんも結局その流れで遅くなるから。それでも私はなかなかここでの生活を楽しんでいた。
中国人のゲストがパパッと作ってくれた夜ごはんをみんなで食べたり、
賄いごはんはホントなにを出されてももれなく美味しかった。このチーズナンは私の大好物。超美味しい。時間があったら作ってくれる。
私は悩んでいた。デリーで働くか、ここアグラで働くか。最初は絶対にデリーに帰る!って思ってた。
蚊、蛾、蜂、蟻、ハエ、とにかく虫が多かった。1番嫌だった。南京虫の被害にも遭った。デリーは1部屋だけ女子ドミがあってそこに滞在できたけど、ここはミックスドミしかない。もちろん配慮はしてもらえるだろうけど、男の人が同じ部屋に入る可能性もある。それがすごく嫌だった。そして働くメンバーもデリーの方がいいなって思ってた。サチンはなんか不思議君だし、絶対デリーのメンバーの方が楽しい。
でも“住めば都”なんてよく言ったもの。数日でここはここでいいのかな〜なんて思ってきていた。
デリーに戻って私になにができるんだろう。デリーは従業員が足りている。忙しいけどみんなでテキパキと仕事をこなしている。戻って私の居場所があるだろうか。ここでは”私が”というわけじゃないけど、人を必要としている。それを英語も全然理解できなくてシステムもまだ使いこなせない私でいいって言ってくれている。
オーナーが数日以内にデリーに戻らなきゃいけないかもと言った。デリーで問題が起きているらしい。
私がいるホステルはフランチャイズ経営をしている。私が以前泊まっていたときは違ったけど、デリーは今は他の人が経営をしている。数ヶ月前に売ったらしい。デリーに戻ってきた時にレセプションのスタッフが全員変わっていたからオーナーに聞いたらそう教えてくれた。
へぇ、デリー手放しちゃったんだー。
その時はそのぐらいにしか思わなかったけど。別に宿泊費が変わったわけじゃないし、経営者が誰であろうと短期で宿泊する旅行者の私たちからしたらそれほど重要なここじゃない。
でも今は少し事情が違う。
え?それなのに私デリーで働いても大丈夫なの??
デリーで働いてみないかと提案された時に聞いた。
ノープロブレム。
オーナーはそう言ったけど、なんでノープロブレムなのかわかんなかった。
聞くとオーナーはまだ経営者やスタッフが変わったばかりのデリー店のフォローやスタッフの教育のために今はここにいるのだそう。それが終わったらまた色々な店舗へ様子を見にまわるそう。
オーナーがいるうちは私は別にここにいても平気なのかなーと思った。別に給料をもらうわけじゃないしね。
新しい経営者はオーナーとは真逆のタイプの人だった。
宿の共有スペースに座ってゲストと談笑したりケータイを見てまったりしている彼を見て彼がオーナーだなんて気づく人はいないだろう。ラフな格好をしてとってもフレンドリーにゲストやスタッフと接する。が、新経営者は違った。とっても偉そうにキレイな車で登場して、彼が来るとスタッフの誰かがお盆にのせてお水を1杯必ず持っていく。すぐに。彼が来ると空気がピリピリした。彼が登場したらレセプションにも緊張が走った。
彼がゲストやスタッフと笑顔でフレンドリーに話をすることはない。彼は偉いのだ。
私が働くことが決まった時、オーナーが新経営者に紹介してくれた。ヒンディー語だったから私のことをどう伝えたのかはわからない。でもその場はにこやかに笑顔で握手をして終わった。
レセプションに立って2日目だっただろうか。彼が私に英語でなにかを聞いた。
???
ソーリー??
今日のOccupancyは??そう私に聞いたらしい。入室率のことらしい。横にいたシャシがこの数字を聞いているんだよってシステムのその部分を指差してそっと教えてくれた。
なんて意地悪なやつなんだろうと思った。彼は私が昨日からここにいることも知っているし、話した感じ英語が苦手なのも知っている。それなのに、シャシも横にいるのにわざわざ私に入室率を聞いてくるなんて。
まあそんな人だから、スタッフにもゲストにも慕われているオーナーとは違い、嫌われているようだった。それでもオーナーにはさすがに遠慮しているらしく、オーナーがいる時は比較的おとなしいみたいで。だからオーナーがちょっとでも外出をしたりすると、レセプションのラマやロシアンから早く戻ってきて!!と電話が入るらしい。
そんなわけで、今オーナーは数日ここにいるわけだからデリーは大変らしい。かわいそう…。
なんでそんな人に譲っちゃったの??って思わず聞いちゃったけど、オーナーもそんな人だと知っていたら一生彼に譲ることはなかったって言ってた。オーナーがいた時のホステル、そしてトップが変わったこれからのホステル、違うホステルへと変貌するだろうというのが目に見えてわかる。スタッフは萎縮し、指示ばかりされて、おもてなしの心200%のオーナーとは違い、とにかく儲け主義の彼の経営じゃ、顧客満足度が上がるとも思えない。
そんな人だから、私がいてもいいのかっていうのは疑問だった。だからデリーにいる時に私がここにいることを新経営者になにか言われてるんじゃないの??ってオーナーに聞いていた。オーナーは別に問題ないって言っていたけど…。
そんなことがあったから、デリーで問題が起きたと聞いたとき不思議には思わなかった。
オーナーはあくまでもゆきが好きな所を選べばいいよというスタンスだったけど、アグラで働いてほしいんだろうなっていうのは感じていた。きっとこの先デリーでは働きづらいんじゃないかっていうのを心配してくれているんだと思う。
事実1人はすでに自ら退職、1人は経営者にクビにされて、オーナーが経営直下の店舗で働いてもらうことにしたらしい。
オーナーは口にはしなかったけど、きっと私がいることもなにか言われたんだろうなと判断した。
ゆきが好きな所で働けばいいよ、でもアグラは安心だから…オーナーがそう言った。
お言葉に甘えて、なんて、私はなにもできないのに働く場所を選ぶなんて図々しい話。ここで必要とされているなら、ありがたくここにいよう、そう思った。デリーに戻っても、オーナーがいなくなったら私はすぐに出ていけと言われるだろう。
ここは静かでのんびりとしていて、いつでも美味しいごはんを食べさせてもらえて、虫が多いけど、サチンは変わった人だけど笑
でもここでは必要とされている、歓迎されている。
ここで働いてみよう。
私はそう決めた。
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今日もありがとうございました( ´ ▽ ` )ノ
いつも楽しく拝見してます。僕も今英語を勉強してますが、やっぱり大変で時間もかかりますよね!頑張ってください、応援してます!
テツさん
ご覧いただいてありがとうございます☆
英語、大変ですーーー。テツさんもお勉強されているんですね!!お互い頑張りましょう!!やる気アップしました!!
コメントありがとうございます( ´ ▽ ` )ノ