【セブ島体験記】フィリピンの貧困エリア見学〜ゴミ山で生活する人たち〜

【セブ島体験記】フィリピンの貧困エリア見学〜ゴミ山で生活する人たち〜
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yukinko

インド在住の旅ブロガー/ライター。 世界一周ひとり旅を含めこれまで訪れた国は70か国、350都市以上。2016年よりインドへ移住。このブログはインド生活や日々感じたことを思うままに書き綴っている日記ブログです(≧∀≦)

【2017/07/21】
ゆきんこ@Japan,Sapporo

 

みなさんこんにちは!

英語力UPのためインドからセブ島へ語学留学へ。8週間の滞在を経てインドへ帰国。そして只今地元札幌に帰省中のゆきんこでございます!

 

今日は私がセブ島滞在中にNPO法人セブンスピリットが開催しているセブ島のスラムエリアを訪問するスタディーツアーに参加した時のお話について書きたいと思います。

セブンスピリットHPはコチラ→セブンスピリット

 

発展途上国でスラムを見学するツアーをやっている場所に居合わせたことは何度もある。例えば私がいるインドのデリーでも行くことができるし。でも私はなんというか、こういう類いのことに今まで1度も参加したことがない。今回もセブ島で通った語学学校サウスピークからブロガーとして招待を受けなければ、おそらく自ら参加することはなかったと思う。

 

そういう類いのことに参加しない理由について深く考えたことはなかった。ただ反射的にというか、きっと無意識的に避けていたんだと思う。なんかうまく言えないけど。

 

でも正直そこにいる人たちを前にどう反応していいかわからないから、きっとそこにいる子供たちとどう接していいかわからないら、それが1番の理由な気がする。そしてそこを訪れたあとに自分がどんな気持ちになるのかもなんかわかんなくて避けていたように思う。

 

今回はたまたまサウスピークのご好意でこういう機会をいただいたけど、それは別に強制じゃないし、避けたいと思えば避けられたわけだけど、私は参加させていただくことにした。

 

これもきかっけだから。こういう機会をいただけたのもなにかの縁なんだろうから。

 

セブンスピリットで行われているスタディーツアーは行き先が2か所あるけど、私が参加させてもらった週はイヤナワンという場所にあるゴミ山を見学するツアー。

 

同じくブロガー枠で留学中のKumi-LogのくみさんとAbroaderと一緒に集合場所のセブンスピリットのオフィスに向かった。

 

オフィスには他の語学学校から来ている人が7〜8人いて、お互い簡単に自己紹介をし合ったあと今日のスケジュールの説明を受けてミニバスに乗り込んだ。

 

まずはイヤナワンというエリアに行き、ゴミ山のゴミを拾って生活をするご家族の家を訪問する。

目的地に近づくにつれて窓の外の景色が変わっていった。

すでにゴミだらけ、ひどい場所だ。

 

そして目的地に到着。

奥に見えるのがゴミ山だ。

 

昔テレビでゴミ山でゴミ拾いをして生活をする少女を追ったドキュメンタリー番組を見たことがある。文字通り山積みになったゴミを見て驚いた記憶がある。

 

“ゴミ山”と聞いて真っ先にその映像が頭の中に浮かんだけど、まさに浮かんだ映像がここにあった。

ゴミ山があるイヤナワンというエリアはセブシティの中心から10kmも離れていない場所にある。直線距離でわずか2kmぐらいしか離れていない場所には華やかなセブ島最大のショッピングモールがあったりもする。そんな場所、ほんの数キロ離れた場所にはこんなゴミ山が存在している。

 

このゴミ山のすぐ横には集落があった。

セブンスピリットのスタッフのあとについて、今日色々とお話を聞かせてくれるというご家族の家を目指す。

 

こちらがホセさんご夫婦。子供が3人の5人家族。

なんでも質問してくださいとスタッフの方に言われて、みんなでホセさんファミリーの暮らしぶりなどについてお話を伺う。ご家族は以前は別の場所に住んでいたらしいけど、政府からその場所の退きを命じられここにたどり着いたそう。ご家族はお父さんがゴミ山でお金になるものを拾って、それを売ったお金で生活をしている。高く売れるスチール缶で1キロ200ペソ(約440円)ぐらいらしく、お父さんが朝から夕方までゴミ山を歩き回って得られるお金は1日100ペソ(約220円)ほどだそう。

 

ちなみにフィリピンでの100ペソの価値だけど、コンビニで買う缶ビールが2.5缶ぐらい、コーラだと3缶ぐらい買えるかな。ショッピングモールのレストランとか行くと前菜でも100ペソ超えちゃうし、オシャレカフェのブラックコーヒーでも120ペソぐらいする。

 

その収入で家族5人が生活できるのか?子供たちは学校に通えるのか?と思ったけど、フィリピンでは小中高まで公立の学校は授業料がかからないらしく、3人とも学校には通えているとのことだった。

 

誰かが聞いた。

 

いつが1番幸せでしたか、と。

 

私はなんてこと聞くんだって思ったけど、お母さんは嫌な顔をせず、少し考えてから今が幸せと言ってお父さんも大きくうなずいた。誰がどう見ても決して裕福なご家庭じゃない。収入も不安定、きっとお父さんがこの先きちんとした職に就くことも難しいだろうし、住む場所だっていつまでここにいられるかわからない。でも家族5人で今が幸せだと言った。

 

幸せのカタチは人それぞれ。

恵まれた国に生まれ育った私たちは、きっと多くを望み過ぎているのだろう。

 

そしてここには人懐っこい子供がたくさんいた。

みんなここを見学に来る外国人に慣れているんだろう。英語や韓国語の挨拶をする子もいる。子供はどこの子だって無邪気で元気だ。

 

一緒に写真撮ろう!って、子供たちが夢中になっているのは…

 

snow!!

 

ここでもsnow大人気!みんな撮りたくてしょーがない笑

ゆきんこ、snowで人気者に♡←ズルイw

 

明るく元気な子供たち。大人はヘトヘトだ。もっともっとー!って、子供の体力ってすごい(*°∀°)=3

 

私はみんなが楽しそうに遊ぶ姿を見ながら、

 

まだ小学校入学前のこの子たちの目には、毎週毎週いろいろな国の人たちがここを訪れることがどう写っているのか、

 

この子たちがここ(スラム)から学校に通うことに対してなにかハンデはないのか、

 

今後この子たちの努力が実るルートはきちんとあるのか、

 

色々なことを思った。

 

午後からはセブンスピリットに通うスラムエリアで暮らす子供たちと対面する。予想通りの複雑な心境、そして色々な疑問で頭の中がいっぱいだけど、せっかくいただいた機会だからまずはその時間を楽しんで、学べることは学ぼう。

 

まだまだ今日は始まったばかり。

 

続きはまた明日!

また明日( ´ ▽ ` )ノ
 
 
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今日もありがとうございました( ´ ▽ ` )ノ

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