2度目の体調不良と突然の移動。

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yukinko

インド在住の旅ブロガー/ライター。 世界一周ひとり旅を含めこれまで訪れた国は70か国、350都市以上。2016年よりインドへ移住。このブログはインド生活や日々感じたことを思うままに書き綴っている日記ブログです(≧∀≦)

【2016/10/07】

ゆきんこ@New Delhi

 

体調の変化にはすぐに気がついた。数日前とまったく同じ症状。なんか違和感を感じ、体がダルくなって立っているのがしんどくなって、寒気がしてくる。

 

またか…

 

この前より悪くなる速度が早かった。すぐに部屋に戻って熱を測ったらもう38度を超えていた。

 

ダメだ、今日はもう早退しよう。といっても自分の部屋に戻るだけだけど。体調悪いとか寝坊したとか超雨降ったとか、そういうとき便利ー♪とか言ってる場合じゃない。また体調悪いから今日は部屋に戻るねってロシアンに伝えて、オーナーにはメッセージを送っておいた。気まずかった。コイツ体弱っ!って思われるだろうなーって。ここ数日で2回目だからね。

 

部屋に戻ってすぐに横になった。このあと絶対に腹痛が襲ってくる。もうわかっている。これは風邪の熱じゃなく食あたりの熱だ。6人部屋の女子ドミには私を含め5人宿泊していたけど、インド人のジャイ以外は見事に全員順番に体調を壊していた。私は前回3か月ぐらいインド旅をしていた時は平気だったのになー。1番ヒドイ子はもう1週間以上なにを食べてもすぐもどしちゃう状態らしく、最終的には病院へ行った。

 

夜、ジャイが帰宅してきた。事情を知らない彼女はいつもの調子でまた、

 

ゆき!ディナー!!何時!?

 

と声をかけてくれた。ジャイは明日の夜ここを出る。だから今日は一緒にごはんを食べに行きたかったのにこんなことになってしまった。ジャイも残念そうにしている。私もすごく残念だった。

 

寝ているとオーナーが部屋にやってきた。

 

体調どう??夜ごはんは??

 

いらない…ありがとう…寝てれば大丈夫だと思うから…

 

続いてオーナーは突然こう言った。

 

明日の朝アグラに行くよ、ゆきも一緒に行こう。

 

え…明日…??

 

前に少しそんな話をしていた。私がいるホステルはインド国内にいくつも系列ホステルがある。オーナーは時々いろいろな場所の様子を見に行く。近々アグラに行くからゆきも一緒に来てアグラのホステル見てみたら?デリーとはかなり環境が違うから、ってネットで写真とか見せてくれていた。気に入ればアグラで働いてもいいしって。私は友達が何人かいるからデリーを選んだし、とりあえずデリーでいいかと思っていたけど、オーナーも数日で戻るって言ってたから、数日ならアグラ行ってみてもいいかもなーとは思っていた。楽しそうだし、働き始めていきなりオーナーがそばにいなくなるのは心細かった。

 

え、でも明日!?タイミング!!

 

何時??

 

朝6時の列車で。

 

え…ムリ…ヽ( ̄д ̄;)ノ

 

シャワーを浴びる気力もなければパッキングをするパワーもない。

 

でも私体調悪いし、明日じゃなきゃダメなの??

 

ゆきは強いから大丈夫だよ、ね??

 

うん…

 

私はずっと“強いくありたい”と思って生きてきた。だから強いって言われることが嬉しかったし、逆に言うとその言葉に弱かった。思わずイェスと言ってしまった。

 

オッケー、じゃあ明日ね。

 

そして私はまた眠りについた。

 

突然の人の気配と額に触れる手の感触で目が覚めた。ジャイの手が額に触れていた。

 

ゆき!大丈夫!?ディナー!?食べた!?

 

食べてないけど今日はいらない…ジャイはなにか食べてきたの??

 

時計を見ると22時を過ぎていた。

 

食べてない。

 

なんで??もうこんな時間じゃん…。

 

なんか知り合いと会っていたけどカフェでお茶をしただけで解散してきちゃったらしい。そしてとってもお腹が減っているらしい。誰かごはん行く人いない!?って部屋の人に声をかけていたけど、みんなもう済ませてしまったみたい。もう22時だしね。

 

すると1人の女の子が残り物でよかったら…ってビリヤニ(ピラフ的なチャーハン的なインドの米料理)を出してきた。食べきれなくてテイクアウトしたらしい。って言っても軽く1人前はあるんじゃないかっていうその量に、

 

ゆき!ハーフハーフ!!一緒に食べよう!!

 

私はいいよ…お腹の調子もよくないし…

 

すると女の子が大丈夫、これノンスパイシーだから、食べて食べて!と言い、ジャイはジャイで、ゆき!少しでもいいから食べた方がいいから!!と激推ししてくる。

 

う…うん…

 

ビリヤニはスパイシーだった。私的には全然辛くないけど、かなりスパイスが効いていて、辛いものが苦手な人だったら絶対に”辛い!”っていうぐらいのレベルの辛さ笑

 

ちなみにこのビリヤニをくれたのは今日から部屋に入ってきたインド人の女の子。インド人の辛くないはあてにならないから辛いものが苦手な人はご注意を(^^;)

 

そして案の定私はそのあとトイレ通い。やめておけばよかった(ーー;)

 

私はオーナーにメッセージを送った。どうしても明日じゃなきゃダメ?せめて明後日とか変更できないの??と。明日の朝6時の列車に乗るなんて絶対ムリ。

 

オーナーからは列車のチケットもう買ったからと。

 

ヽ( ̄д ̄;)ノ

 

もう行くしかない。私はトイレの合間に少しずつそしてダラダラと力なくパッキングを進めた。数日間って言ってたから4〜5日分の着替えと電子機器と洗面道具ぐらいでいいだろう。あとはここに置いていこう。そして列車の中でお腹が痛くならないことを祈りながら眠りについた。

 

私は強い。

明日の朝6時には列車に乗っている。

 

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今日もありがとうございました( ´ ▽ ` )ノ

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