【まとめ】ベトナムでデング熱になったら。症状、注意点、医療費など。

【まとめ】ベトナムでデング熱になったら。症状、注意点、医療費など。
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yukinko

インド在住の旅ブロガー/ライター。 世界一周ひとり旅を含めこれまで訪れた国は70か国、350都市以上。2016年よりインドへ移住。このブログはインド生活や日々感じたことを思うままに書き綴っている日記ブログです(≧∀≦)

ゆきんこ@India , Delhi

 

みなさんこんにちは。
リアルタイムはデリーの自宅で安定の引きこもりです笑

 

今日はタイトルにある通りベトナムでデング熱を発症した経験をまとめたいと思います。今まで何度か発症からその症状、経過までを書いてきたけど、せっかくの経験?なので注意点や医療費などをまとめておこうと思います。参考になったら幸いです(*^_^*)

 

デング熱とは…??

デング熱は蚊によって媒介する感染症2~14日(通常3~7日)の潜伏期間の後、およそ2〜4割の人に38~40℃の発熱で発症し、激しい頭痛、関節痛、筋肉痛、発疹が現れる。関節などの痛みは激しくBreak bone feverとも呼ばれている。通常3~5日で解熱し、解熱とともに発疹が現れる。 世界的には、デング熱はアジア、アフリカ、中東、中南米、オセアニア等の熱帯・亜熱帯地域を中心に流行していて、年間1億人近くの患者が発生していると推定されているらしい。特異的に効果のある薬剤はなく、対症療法といって特別な治療を行わなくても重症にいたらない場合が多く、死亡率は1パーセント以下。ただ時折重症化してデング出血熱というのになる場合があって、それは通常でも死亡率は10パーセント、適切な治療が行われないと40〜50パーセントが死に至る。

 

私は専門家じゃないのでざっくりだけど(^◇^;)

 

つまり、デング熱は蚊によって感染して、発症すると高熱が出たり関節痛などの症状が出る。特効薬はなく対症療法といって患者の症状に対応して処置をする治療法で特別な治療を行わなくても重症にいたらない場合が多い。稀に症状が重いデング出血熱になる場合があり、それには注意が必要。こんな感じかな。

 

デング熱の流行地域

デング熱はアジア、アフリカ、中東、中南米、オセアニア等の熱帯・亜熱帯地域を中心に流行しているらしい。って、これほとんどじゃない?おそらくその中でも東南アジアと中南米が多そうだったけど、デング熱はだいたいどの地域でもかかる可能性があるっていうことだね。

 

今回私は潜伏期間から推測をすると、タイもしくはベトナムで刺された蚊から感染したと思われるから、この2つの国について調べたよ。

●タイ
今年(2018年)に入ってすでに6,565人の人がデング熱を発症しており、そのうち18人が命を失っているよう。それでもまだ猛威を振るっているというレベルではないみたいだけど、例年の基準値と比べると今年のデング熱による致死率は約2倍となっているそう。

●ベトナム
2017年12月31日までに、デング熱患者184,741人(死亡者32人を含む)が報告されたそう。こんな情報を見たけど、1年間にっていうことかな。

 

なんかあまりいいデータが発見できなかったけど、東南アジアだったらベトナムとフィリピンが発症数がダントツ多かった。タイのデータが同じサイトになくてタイとは比較できないんだけど、他のデータを合わせたゆきんこざっくり予測だと、ベトナム>フィリピン>タイ>マレーシア>ラオス、こんな感じな気がする。アバウトでごめんね、O型だから許してね。とかいってO型の悪用笑

 

つまり、旅行先によって注意をしなければいけない感染症については予め調べておきましょう!ということ。東南アジア旅はデング熱気をつけた方がいい。

 

デング熱を予防する

デング熱に対するワクチンは現時点ではないそう。だから、蚊に刺されないようにする、これしかない。雨季は特に蚊が多くなるから、その影響でデング熱の発症数も増える。暑い地域で薄着になるのはわかるけど、露出を抑える、虫除けスプレーなどを使用するなどして、自分自身で予防をすることが大切。

 

私は蚊に刺されやすい体質だから外出時は虫除けスプレーorクリームは常備をしているし、虫除けには割と気を使っている方。それでもまあ刺されるぐらいだからね。

 

あとは、抵抗力を低下させないことも重要なことだと思う。デング熱は感染しても症状が出ない場合もある。だから意外と気づかないうちに感染しているっていうこともあるのかもね。でも今回は私が不摂生をしていたせいで風邪が長引いて体力もかなり低下していたからデング熱を発症したんじゃないかなって思っていて。だって今まで蚊に刺されまくっていくらでも機会があったはずなのにって思うから。

①蚊に刺されない
②体調万全でいる

これが大事なことなのかなと思うよ!

旅行中に高熱が出たら

これね、気をつけなきゃなんだよー。マジで。

 

高熱=風邪

 

そう思いがちじゃない??思うよね??

 

私は世界一周中に40度を超える高熱を出したことが2回あったけど、それは2回とも食あたりからくる発熱だった。急激に熱が上がったあとお腹を壊しまくったし、まあそうかなと思ったけど。

 

で、今回はちょうど風邪をひいていたということもあって最初は私、“風邪が悪化した”としか思わなかった。だからね、当然熱を下げるために解熱剤(バファリン)を飲んだの。後から知ったけど、これはとっても危険なことだったらしく。

 

デング熱発症時に風邪薬や鎮痛解熱剤(バファリンやロキソニンなど)を服用するのはいけないらしい。これらの薬は血小板の働きを抑える方向に働くらしく、血小板が減少するデング熱に使用するととっても危険なんだって。

 

これ知った時ぞっとしたよ。血小板が減少しまくっている時にバファリンを飲んでその働きを逆に抑えてしまっていたなんて。怖い怖い!私は明らか体調悪化したからね、みんな要注意だよ!!

 

デング熱の時に鎮痛解熱剤のバファリンやロキソニンなどを飲むのは危険!

高熱が出たら安易に市販の薬は飲まず必ず病院へ行くこと!

 

海外旅行中に病院へ行く時、海外保険の利用方法について書いた記事↓

【タビイクinベトナム】海外旅行中に体調不良になったら?海外保険の利用方法。

デング熱の発症から完治までの症状、経過

【1日目】
急な高熱、激しい関節痛(バファリン服用2錠×2回)←絶対ダメ!!
バファリン服用後おそらく高熱から微熱ぐらいまで下がる。その後謎の激しい胃痛。

【2日目】
謎の激しい胃痛がMAX。まっすぐ立てないほどの激痛で病院へ(1回目)。
点滴、投薬、エコー検査の結果「ビックブロブレムじゃない」と診断されて帰宅。胃痛はおさまり、微熱と体のだるさが残る。病院で処方された薬を飲む。

【3日目】
熱が下がって体が少し楽になったけど倦怠感が半端ない。
右腕に発疹が出て痒い。突然奥歯の歯茎が腫れて痛みを感じる。

【4日目】
回復に向かっているはずだったのに倦怠感がまったく取れない。
再び37.5度の微熱が出る。予定外過ぎるタイミングで突然生理がくる。
病院(2回目)へ行き血液検査、デング熱と診断される。

重要!この件からわかり通り“デング熱を疑って検査をしないと発熱の原因がわからない” ということ。血液検査でわかるから、心当たりがある場合は自分から「デング熱の検査をしてください」と希望を伝えること!

【5日目】
熱は37.5〜38度を行ったり来たり。1日中ベッドでぐったり。食欲もない。

【6日目】
平熱に戻って体が軽くなる。手足が痒くなる 。特に手の平&足の裏が真っ赤。

【7日目】
平熱、歯茎が腫れがひく。生理の出血も減る。手足、身体が全体的に痒い。

【8日目】
平熱、出血はごく微量に。

【9日目】
平熱、出血が止まる。だるさは残っていて少し動くと疲れる。

【10日目】
病院(3回目)で再び血液検査、治癒と診断。

 

こんな感じだったよ!

私の場合は発熱は発症から5日間続いて、その後は手足や身体の痒みを感じて、そのうち出血が止まって、って順調に回復をしていった典型的なデング熱患者の症状の推移みたいな感じだったかな。

 

ベトナムでの医療費

私はベトナムのニャチャンでデング熱を発症して病院へ行ったけど、ニャチャンには私が加入している海外保険の提携病院がなかったから、医療費は一旦私自身で立替払いをして、帰国後保険会社へ払い戻し請求をするという流れになったよ。

◆1回目(点滴、エコー、投薬)
診察:1,230,000ドン(約6,150円)
薬:101,000ドン(約505円)

◆2回目(血液検査、投薬)
診察:638,000ドン(約3,190円)
薬:35,000ドン(約175円)

3回目(血液検査)
診察:374,000ドン(約1,870円)

医療費合計:2,378,000ドン(約11,890円)

もしも海外保険に加入をしていなかったら12000円すべて実費だよ。日本と比較すると医療費は安くてこのぐらいだったら支払えるかなって思うかもしれないけど、デング熱が悪化していたらきっと入院ということになったと思うし、そうなるとさらなる医療費がかかっていたはず。

 

国によっては風邪程度のことで病院へ行くぐらいなら実費で全然OKぐらいの医療費という場合もあるけど、そのぐらいのテンションでいるのはとっても危険なこと。いつなにが起こるかわからない、もしもに備えて海外保険に加入するのは旅行者のマナーです。高額な医療費がかかる治療をしなければいけないことになって、もしもそれを本人が支払えない場合は家族に迷惑をかけることになるということをしっかりと考えてくださいね!!

 

まとめ

・デング熱の予防は蚊に刺されない努力!

・旅行先で高熱が出た場合は安易に薬を服用せず病院へ行く!

・デング熱の検査は自分から希望する!

・海外保険の加入は旅行者のマナー!絶対加入する!

 

こんな感じでしょうか。

デング熱は1度目よりも2度目の方が重症化するらしいから、私も今まで以上に虫除けに力を入れる所存でございます!みなさまがデング熱などにやられることなく快適な旅行ができますように(≧∀≦)

 

それではまた!!

 

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今日もありがとうございました( ´ ▽ ` )ノ

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