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【2017/03/30】
ゆきんこ@Delhi
朝いつもの通り9時にレセプションに入った。昨日の夜私が仕事を終えてお酒を飲んでいる間にチェックインした子がいたらしい。
おはようございます
おはようございます
昨日の夜チェックインした子だな…
聞いてもいいですか??
ウエスタンユニオンってこの近くにありますか??ボク4万円持ってきて3万円騙し盗られちゃって、親に送金してもらったんですよ。
ウエスタンユニオンは海外送金サービスを行っている会社。
え、大丈夫?どうした??
あ、大丈夫っす!!
彼も大学生、旅行会社で騙されたパターンの人だった。ピンクシティと呼ばれ、観光客にも人気のあるジャイプルという町に行くのに、ぼったくり旅行会社にお願いしてしまったらしい。ジャイプルはデリーから列車やバスで約5時間ぐらいの距離にある町。安かったら列車で片道200ルピー(約340円)、高くても800ルピー(約1360円)ぐらい。
ジャイプル行きで3万円って、なかなかだ。
彼の場合は移動だけじゃなくホテルもパックになったツアー的なのを申し込んだらしい。そしてぼったくり旅行会社が手配したというジャイプルにあるホテル『Hotel Jal Mahal Haveli』で他の日本人旅行者と出会ったらしい。そこのたちは5人で“被害者の会”っていうグループLINEを作っていた。そこで出会った子たちもどういう経緯かわかんないけど、そのホテルに連れて来られた“ぼったくられ仲間”だったらしい。
そのホテルやばいっすよ、騙された人の溜まり場っす!笑
笑っちゃったけど、笑っちゃいけない。けど、笑っちゃった。
そのホテルはぼったくり旅行会社と提携しているんだろう。コミッションが入る仕組みになっているに違いない。そのホテル調べてみたけど、Booking.comのクチコミとか最悪だった。
そこで出会った被害者の会のお友達2人がサンタナのすぐ近くの宿に宿泊していた。その子たちはなんと帰国の飛行機に乗り遅れてしまったようで、しかもクレジットカードも持っておらず、帰国のフライトが買えないということで困っていた。1人の子は4月から入社だからもうすぐ帰んなきゃやばいっす!とか言ってる。
マジか!!もう!!しっかりしてよー!!
帰国のフライトチケット購入はサンタナでお手伝いをさせてもらうことになった。こういう時ここは本当に頼りになる存在だと思う。手数料はかかるけど、またどこかの旅行代理店とか行って騙されるより100倍いい。
だって彼ら、私が親だったら旅行なんてさせないよ!!っていうぐらい危なっかしいんだもん!!
【CASE3】強盗
そのうちの1人は昨日の夜、宿周辺を散歩していたところ強盗に遭ったと言う。
え!?マジで!?大丈夫だった!?
ってなんで!?
この辺はデリーの中心街、ニューデリー駅からまっすぐのびるメインバザールというメインストリート周辺。ホテルやレストラン、お土産屋さんがずらりと並び、トゥクトゥクやサイクルリキシャも行き交いとっても賑やかな場所だ。この辺で強盗って聞いたことがない。観光客が多いからチャンスと言えばチャンスかもしれないけど、きっと人の目が多過ぎて犯罪に適さないんじゃないかと私は思う。
いつも賑やかなメインバザール。でも賑やかなのは23時ぐらいまでだろう。ここは俗に言う眠らない街ではない。メインストリートから仲通へ入ったところはもっと早い時間で人通りがなくなると思っていい。
彼が歩いていたのは夜中12時ぐらい、しかも友達はホテルで寝ていて1人で散歩していたそう。
歩いていると野犬が吠え出して、怖いな…と思って警戒していると、1人の男がこっちこい!こっちこっち!と助ける風に手招きをしてきたらしい。言われるがままその男について行くと、そこには3〜4人の男がいて、かばんをよこせと言ってきた。彼はそのままかばんを差し出してその場から逃げたそう。
幸いパスポートはホテルに置いていてセーフ、ケータイもポケットに入れていたからセーフ、かばんの中に入れていた現金400ドル、時計、ウォークマンが彼の被害に遭ったものだった。
■夜中に出歩かない
これも、当たり前過ぎる防犯です。そんな時間に1人で出歩いている方が悪い、そう言われてしまいます。
夜中の12時に1人で町中をウロウロしていて安全っていう国の方が圧倒的に少ないでしょう。
ただ彼が良かったのは戦わなかったこと。なんの抵抗もせず、すぐにお望みのかばんを差し出してその場を離れたこと。だからそれだけの被害で済んだのだ。
犯罪被害に遭わないようにするのが第一、最悪なことに遭遇してしまった場合は絶対に戦わない。これが鉄則。
■夜中に出歩かない
■犯罪者とは戦わない
【CASE4】盗難
強盗に遭った彼はパスポートが無事だったことは本当に幸いだった。警察で海外保険請求に必要な被害報告書“ポリスレポート”と呼ばれているものを用意してもらうだけでいい。(国によっては警察が全然仕事をしなくてなかなか書いてもらえないこともあるらしいけど)
でもパスポートがなくなるとさらに厄介だ。
私たちはチェックインの時に必ずパスポートのコピーをいただくことになっている。インドのホテル業は割としっかりと管理されていて、宿泊者情報をある指定のフォーマットに入力して政府に提出する義務があるからだ。
でもその日、パスポートが出せない人がやって来た。
今さっき列車の中で盗まれてしまって…
え!?今!?どこから来たんですか!?
冗談抜きで、被害者が後を絶たないのです。
彼はバラナシからデリーまで夜行列車でやって来た。彼のシートは3段ベッドの1番上の段。貴重品バッグは自分とともに上段へ、下段の下の隙間に大きなバックパックをしまい込んでいた。
もうそろそろデリー駅到着だな…
彼は上段から降り、下段の下にしまい込んでいたバックパックを出して下車準備をしていた。ほんの一瞬だと言う。次の瞬間今までいた上段を見ると、貴重品バックがなくなっていたそうだ。
パスポートを失った彼は大変だ。ポリスレポートをもらうだけじゃなく、日本大使館に出向いて再発行の手続きをとらなければいけない。私はパスポートをなくしたことがないからどうすればいいのかわかんないけど、とにかく大変そうだった。なんかね、戸籍謄本とかがいるらしい。しかも原本で。彼は少なくとも1週間以上はインドに足止めだと言っていた。
犯罪者はどこで狙っているかわからない。ほんの一瞬の隙を狙ってくる。
当たり前のことですが、
■一瞬たりとも自分の荷物から目を離さない
これを徹底するしかない。
あと、列車に関しては乗車クラスを考えるのもひとつの手です。彼が乗っていたのはSL(スリーパー)クラス。事前予約の指定席の中では1番安い下のクラス。
運賃=客層
インドの列車はクラスが1つ上がるだけで2〜3倍ぐらい運賃が変わる。だから1つクラスを上げるだけで客層もグッと変わる。エアコン付きの上のクラス、3A、2A、1Aに乗ったからって荷物から目を離せるかと言ったらそうではないけど、あくまでも確率論。下のクラスにいけばいくほど危険性が高くなるということは意識してください。
■安全はお金で買う
安全がお金で買えるなら安いもんです。列車の運賃が2〜3倍になったからと言っても数千円レベルです。大事なモノが盗られたり、大切な時間が奪われたりするよりいいんじゃないかなと思います。節約旅をしていると、頭の中ではそれがわかっていてもすごく難しいのもよくわかるのですが…。
今日のまとめです。
■夜中に出歩かない
■犯罪者とは戦わない
■一瞬たりとも自分の荷物から目を離さない
■安全はお金で買う
当たり前のことです。被害に遭われた方もそんなこと知っています。でも被害に遭うのです。人間だからふと気が緩むこともある。いくら注意していても防ぎきれないことがある。だから繰り返し繰り返し呪文のように自分に言い聞かせるべきです。
もちろん私もそう。
こんなことを書いているけど、私は脇が相当甘い。どれほどラッキーに助けられてきたんだろうって思うぐらい。だから意識的に何度も言い聞かせようと思っている。いつどこに犯罪者が潜んでいるかわからないし、いつ自分が被害者になるかもわからない。
防ぎようもないことだって当然ある。
でも最低限気をつけるべきことは実行すべき。
できることはしましょう。
インドの治安について詳しくまとめました。
犯罪被害に遭わないためにもぜひご覧ください。
注:私のもう1つのブログ「YUKINKOBLOG」へと移動します。
【必読】インドは治安が悪い?危険?安全対策のために知っておいてほしいこと
【必読】被害者にならないために知ってほしいインドでよくある犯罪手口とその対策
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